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増田有華、AKB48時代は自分が崩れそうだった

 舞台への出演が続き、女優として急成長を遂げている増田有華。今夏上演の舞台『タンブリング FINAL』の稽古入り直前に、活動の幅を広げる女優業への今の想い、アイドルとして活動していたAKB48時代との意識の違いを語ってくれた。

“今思うと以前はひねくれていた”という増田有華(写真:鈴木一なり)

“今思うと以前はひねくれていた”という増田有華(写真:鈴木一なり)

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 間もなく稽古に入り、そして本番の舞台へ。舞台特有の長期間に渡る過密スケジュールへの突入を直前にして、もう慣れたものなのか、期待に目を輝かせる増田。

「私、忙しい方が体調がいいんです(笑)。ゆっくりする時間があると、考え過ぎちゃって。肉体的にも精神的にも追いつめられている方が、イキイキしてきます。この作品の稽古は、できるだけ自分を追いつめていきたいと思っています。稽古が始まるのを楽しみに待っていましたし、周りのみなさんのエネルギーを稽古場で感じられることにすごくワクワクしています」

 そんな受け答えからは、女優としての経験を積み重ねてきているぶんの自信が感じられる。しかし、そういった意識は本人にはみじんもない。

「(経験が)足りなさすぎますね!(笑)作品ごとに120%の力を出しているつもりですけど、もっといいものを作りたい!限界ってないと思うんです。やればやっただけ絶対に成果が出ると思う。だから満足せず、常に何か足りないって。“渇いたスポンジ”モードで何でも吸収するぞって思っています」

 話を聞くたびに、明るく元気で活動的なポジティブさがぐんぐん上がっているように感じられるが、「以前と変わったと思うところ」を聞くと意外な答えが返ってきた。

「余裕ができました。昔は“がんばる”って周りが見えないくらい必死な状態のことだと思っていたんですけど、最近は、落ち着いて立ち止まって周りを見ることも、“がんばる”のひとつに入るんだって気づきました。周りのことも冷静に見られるようになったことが、自分で成長できたかなって思います。すごく変わりました。“冷静さ”って本当に大事だなって思います」

 客観視できるようになったことからの成長が、自ずと自分を認める自信にもつながっているようだ。AKB48時代のグループでの活動時とも変わったことがある。

「明らかに変わったのは、“気持ち”かな。グループでは人数分、分割されているというか……。『私のことなんか観てくれていないのかも』っていう気持ちもどこかにあったんです。今はすべての方々に対して、1対1。『ありがとうございます』という感謝の気持ちを、素直に言えるようになりました。以前は、今思うとすごくひねくれていたのかもしれないです。じゃないと、自分が崩れちゃいそうで。常に虚勢を張っていつも強がっていたんですけど、個人での活動になってから、弱い自分も見せられるようになってきました。その弱い部分も『好き』って言ってくれる人とお仕事をさせてもらえて、相手のこともちゃんと好きになれて、人のことを認められるようになりました」

 そんな増田が、今の自分をエンジン全開でぶつけるのが、間もなくスタートする舞台『タンブリング FINAL』。力が入り過ぎていることもなく、自然体でそこへかける想いを語る。

「これからのことは、まさにこの舞台にかかっていますね!この作品の経験から自分が何を得るかで、これからのことが変わってくると思うので、この作品に気持ちを込めます!その後、自分がどうなるか、自分でも注目したいです」

増田有華ロングインタビュー『追いつめられている方がイキイキする』

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