1997年に65歳で亡くなるまで、無頼を貫いた生きざまで数々の伝説を残した映画スター、勝新太郎さん。そんな“勝新”のプライベートフィルムが発見され、あす5月1日放送のNHK『ラストデイズ』(後10:00〜10:48 総合)でその一部が初公開されることがわかった。1978年に京都の茶屋で撮影された勝主催の宴会の様子で、突然、自ら三味線を弾きだしたり、次回作の映画の構想を語ったり、勝新節にあふれた貴重な映像となっている。
発掘の経緯は、勝のテレビシリーズ版『座頭市』(フジテレビ)の録音技師が、その音声テープをNHKに持ち寄ったことに始まる。当時、座頭市の制作スタッフたちは急きょ勝さんから呼び出され、ドラマそのままの機材で宴会を撮影するように言われたという。即興演出を追い求めた勝さんならではの逸話だ。
16ミリカメラ2台で撮影された映像は映画並の画質で100分におよび、参加者を笑わせるために日本酒にパセリを入れた「自作のパセリ酒」をあおる様子など、芸達者で豪快な勝の人柄を伝えている。長らく失われていたと思われていたが、今回の番組取材の過程で発見された。
近年は、独自の道を追い求めた映像作家として再評価が高まる勝さん。番組では、初公開の映像とともに、自らも監督や脚本をてがけ、勝さんの大ファンという俳優・オダギリジョーが三味線奏者だった時代の友人や、『座頭市』を作り上げたスタッフたちと出会い、初公開の直筆メモなどを読み解き、伝説に彩られたその素顔に迫る。
なお、翌5月2日は爆笑問題の太田光が“キング・オブ・ロック”忌野清志郎さんの足跡をたどる。
発掘の経緯は、勝のテレビシリーズ版『座頭市』(フジテレビ)の録音技師が、その音声テープをNHKに持ち寄ったことに始まる。当時、座頭市の制作スタッフたちは急きょ勝さんから呼び出され、ドラマそのままの機材で宴会を撮影するように言われたという。即興演出を追い求めた勝さんならではの逸話だ。
16ミリカメラ2台で撮影された映像は映画並の画質で100分におよび、参加者を笑わせるために日本酒にパセリを入れた「自作のパセリ酒」をあおる様子など、芸達者で豪快な勝の人柄を伝えている。長らく失われていたと思われていたが、今回の番組取材の過程で発見された。
近年は、独自の道を追い求めた映像作家として再評価が高まる勝さん。番組では、初公開の映像とともに、自らも監督や脚本をてがけ、勝さんの大ファンという俳優・オダギリジョーが三味線奏者だった時代の友人や、『座頭市』を作り上げたスタッフたちと出会い、初公開の直筆メモなどを読み解き、伝説に彩られたその素顔に迫る。
なお、翌5月2日は爆笑問題の太田光が“キング・オブ・ロック”忌野清志郎さんの足跡をたどる。

2014/04/30