1997年に65歳で亡くなるまで、無頼を貫いた生きざまで数々の伝説を残した映画スター、勝新太郎さん。そんな“勝新”のプライベートフィルムが発見され、あす5月1日放送のNHK『ラストデイズ』(後10:00〜10:48 総合)でその一部が初公開されることがわかった。1978年に京都の茶屋で撮影された勝主催の宴会の様子で、突然、自ら三味線を弾きだしたり、次回作の映画の構想を語ったり、勝新節にあふれた貴重な映像となっている。 発掘の経緯は、勝のテレビシリーズ版『座頭市』(フジテレビ)の録音技師が、その音声テープをNHKに持ち寄ったことに始まる。当時、座頭市の制作スタッフたちは急きょ勝さんから呼び出され、ドラマそのままの機材で宴会を撮影するように言われたという。即興演出を追い求めた勝さんならではの逸話だ。
2014/04/30