俳優の林遣都が7日、都内で行われた木曜時代劇『銀二貫』（後8：00〜　NHK総合）の記者会見に出席した。主演にして時代劇に初挑戦する林は「自分の生活を捨てて三ヶ月間捧げようと、松竹の撮影所の隣に住んで、オンオフもいらないと思ってやった」と作品への強い想い入れを明かした。

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　同作は大阪・天満を舞台に、父の仇討ち現場で商人から銀二貫で命を救われ、丁稚に転身した侍の子・松吉（林）の成長を描いた人情時代劇。林は松吉の命の恩人で父代わりとなる寒天問屋の主人・和助を演じた津川雅彦から叱咤される日々だったと回顧し「絶対、僕のことを褒めてくれない」とポツリ。共演の松岡茉優や浦浜アリサは、津川からベタ褒めされていたことを明かし「僕はわからなくなってしまった。こんなに一生懸命にやっているのに…」と肩を落とした。

　そんな津川に「どうにかして振り向いてもらいたかった」とやきもきしていた林だったが、撮影の最後には「あえて女の子たちを褒めて男を褒めず、奮い立たせてやろう」という津川の心遣いであったことが判明。「頭が上がらない。自分は馬鹿だった、津川さんは自分のことを見ててくださっていた」と“大先輩”に感謝しきりだった。

　会見には塩見三省、いしのようこも登壇。4月10日より放送開始。