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何でもいいから一つ、思い出話を人前で発表することになったら、どんな話をしますか? 俳優の佐藤隆太(34)は、「幼稚園のおもちゃ箱からネックレスを家に持ち帰ってしまった時のこと。いけないことをしたと気づいたからだと思う。覚えているのは、マンションの階段の踊り場で泣いている自分と、そこから見えた景色。これは感覚として覚えている中では、初めて号泣した記憶です」と答えた。 思い出話の発表の場が会社の朝礼などではなく、明日をも知れぬ極限状態だったとしたら…。海外でテロ事件に巻き込まれ、長期に渡る人質生活の中で思い出が語られ、録音(盗聴)されていた、という衝撃的な設定で話題を呼んだのが、小川洋子氏のベストセラー小説『人質の朗読会』(中央公論新社)だ。このたびWOWOWでドラマ化され、佐藤は原作では名前の出てこない、ラジオ局の報道記者役で出演する。ドラマでは「中原誠一」という名前で、人質たちの朗読を聞き、その内容に心揺さぶられ、遺された録音テープの公開に奔走する役どころだ。

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  • 月9のオネエキャラから一転、3月8日放送のWOWOWドラマWスペシャル『人質の朗読会』では受けの芝居で作品に貢献する佐藤隆太 (C)ORICON NewS inc.
  • 3月8日放送のWOWOWドラマWスペシャル『人質の朗読会』の場面写真(C)WOWOW
  • 3月8日放送のWOWOWドラマWスペシャル『人質の朗読会』の場面写真(C)WOWOW
  • 3月8日放送のWOWOWドラマWスペシャル『人質の朗読会』(C)WOWOW

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