米音楽界最高峰の祭典『第56回グラミー賞』(現地時間26日開催)でジャマイカ在住の元外交官、阿曽沼和彦氏がプロデューサーとして参加したアルバム『レゲエ・コネクション』が「最優秀レゲエ・アルバム」にノミネートされた。これまでに7回ノミネートされた阿曽沼氏は「いつか必ずグラミーを取りたい。あの蓄音機の形をしたトロフィーをこの手に持つまではやめられませんね」と意気込んでいる。 「今回も目標だったノミネートを果たせて、ホッとしています」と胸をなでおろすも、他候補に「ボブ・マーリィの息子ジギーとスヌープ・ライオンという強敵がいて、正直、厳しい状況ではあります」と弱腰になっている。「これまで何回も経験があるんですが、受賞できないと本当に落胆して、もうその場で帰りたくなるんですよ」と振り返りも、「人気アーティストが披露する素晴らしいパフォーマンスに圧倒され、“また来年も”という闘志がわいてくるんです。毎年のようにアルバムを出せているのも、『グラミー賞』授賞式での感動があってこそなんです」と『グラミー賞』への思いは強い。
2014/01/25