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韓国映画界で続くハリウッド進出は偶然のタイミング!?

 2013年、映画館の来場客が史上初めて2億人を突破するなど、今まさに活況を呈している韓国映画シーン。そのなかの気になる動きのひとつは、キム・ジウン監督は『ラストスタンド』で、パク・チャヌク監督は『イノセント・ガーデン』でハリウッドデビューを果たし、ポン・ジュノ監督が手がけた韓米仏合作『スノーピアサー』(2月7日公開)は世界167ヶ国で公開されるなど、韓国映画界が世界に進出していること。その動向と現状をポン・ジュノ監督が語ってくれた。

韓米仏合作『スノーピアサー』(2月7日公開)を手がけたポン・ジュノ監督(C)2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

韓米仏合作『スノーピアサー』(2月7日公開)を手がけたポン・ジュノ監督(C)2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

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 昨年の韓国映画界はマーケットを海外に広げようという意思があって動き出したようにみえるが、ポン・ジュノ監督は偶然タイミングが重なっただけという。

「ギレルモ・デル・トロ監督やアン・リー監督のように、持続的にハリウッドで撮れる監督というのは、なかなかいるものじゃありません。彼らのようにハリウッドで成功した監督もいますが、ハリウッドに挑戦するだけで終わる監督はもっとたくさんいるのです。昨年はたまたま韓国の監督がハリウッドに進出することがありましたが、韓国の映画界が計画していたわけではないと思います」(ポン・ジュノ)

 自らメガホンをとった初のグローバルプロジェクトである『スノーピアサー』は、クリス・エヴァンスやティルダ・スウィントンといったハリウッドスターと、盟友である韓国スターのソン・ガンホらが共演。温めていた海外進出の企画を満を持して実現させたのかと思いきや、念願だった原作を映像化するにあたっての必然で大型プロジェクトになっていった。

「原作のアイデア自体が『ノアの箱舟』のように、列車のなかにさまざまな国の人が乗っているというものだったので、韓国の俳優だけだと不自然です。だから、ストーリーに沿っていった結果、インターナショナルな映画になりました。また、現場で最も大事なのは俳優です。彼らが演じやすい環境を作るために、アメリカやイギリスのスタッフも多くなり、自然と国際的なプロダクションになりました。今回は、あくまでも私は原作のコンセプトに沿って進めただけですが、プロデューサーはまた違った観点を持っていたでしょうね。走る列車を撮るのは技術的にも複雑で、製作費もかかります。そうなると、それに見合ったマーケットを確保しないといけませんから」(ポン・ジュノ)

 ポン・ジュノ監督自身も世界への志向があるわけではないという。「私自身も、ハリウッドでこれからも撮りたいという目標があるわけではないんです。次に撮りたいと思っている映画のアイデアがふたつほどありますが、韓国国内の作品を想定しています」(ポン・ジュノ)。

韓国映画特集『活況を呈するシーンの新たな傾向と動向を探る!!』
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