お笑いタレントの今田耕司とグラビアタレントの壇蜜が、司会として初めてタッグを組むフジテレビの深夜番組『噺家が闇夜にコソコソ』（29日放送、深1：55〜2：55※関東ローカル）の収録がこのほど行われた。着物姿の壇蜜は「2013年は脱ぐ・着るで本当に忙しかった。来年も私で良ければ…」と艶っぽく振る舞い、収録を盛り上げた。

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　番組は、「2020年東京五輪決定〜サプライズにかける情熱」や「世界中で話題となった“南浦和駅の救出劇”」などのニューストピックスを落語家たちが独自に取材。話すことを生業（なりわい）とする落語家ならではの、物事を普通と違う面白い角度から見て、探るという独特の切り口で、まさに「ここだけの話」を入手。その巧みな話術を駆使してニュースの裏側をプレゼンしていく。今年一年を振り返りながら落語家の巧みな話芸が楽しめる。

　1966年生まれの同い年で、今年1月に舞台で初共演して以来、お互いの才能を認め合う立川談春と今田の丁々発止のやりとりも見もの。ほかに、林家彦いち、立川談笑、桃月庵白酒、春風亭ぴっかりらが出演し、今田は「こんなにたくさんの落語家さんと仕事をする機会が少ないので、とても新鮮。たまに扇子で机をたたいたりして、すっかり“エセ落語家”気取りで楽しんでました」と振り返った。

　壇蜜は芸能界に入る前、和菓子を製造する会社で働いていた時に、「その時の初めてのお給料で、落語好きな父親に上方落語のCDをプレゼントしたんですが、いまだに持っていてくれているようです」と落語に少なからず縁があることをアピール。「司会という立場をすっかり忘れて、話を聞くのに夢中になってしまいました。あらためて、このような日本の素晴らしい伝統は大事にしていきたいなと思いました」と話した。

　普段、なかなかバラエティー番組に出演することもない談春も「とても緊張しましたが、司会の今田さんのおかげで思ったよりは、落ち着いて話せました。壇蜜さんは、トークの時の出方や引き方が上手で、とても頭のいい人だなと思いました。だてな人生経験じゃないんだな…と。またぜひやらせていただきたいです」とご機嫌だった。