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月亭方正、大みそか名物“蝶野のビンタ”の恐怖語る「忘れた頃にまた痛みが…」

 もはや『紅白歌合戦』に並ぶ大みそかの一大行事となった“笑ってはいけない”シリーズ。最新作『地球防衛軍24時』(日本テレビ系)の放送を前に、先ごろその収録を終えた月亭方正にインタビューを敢行。番組内の定番ネタである“蝶野のビンタ”を毎年受け続けてきた彼(45歳・3児の父)が、その衝撃度と恐怖を赤裸々に語ってくれた。

ビンタの恐怖を語る月亭方正

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■方正が考察する“笑ってはいけない”の革新性とは?

 大みそかの放送も今年で8回目を迎えた同シリーズ。ダウンタウン、月亭方正、ココリコの5人に、様々な笑いのトラップが襲い掛かり、“いかに笑わずにいられるか”を競う。ある時は病院で、またある時は空港でと、毎年毎年その規模をスケールアップさせ、普段バラエティ番組に出演しない大物俳優などが“笑わせる立場”として登場することも同番組の魅力となっている。

 「今までのバラエティだったら、必ず芸人が笑わす側にまわるものだったんだけど、“笑ってはいけない”シリーズは、芸人ではないジャンル違いの方が出てきて笑わす側にまわって、俺ら芸人を笑わすんです。これは凄いことで、ダウンタウンさんが“発明”したものなんです」と、同企画の革新性を熱弁する方正。さらに企画立案当初を思い出し、「その昔、企画会議の時に松本(人志)さんがボソっと仰って、その場にいた皆が目から鱗でした。典型的な“0から1”が生まれた瞬間でしたね」と感慨深げに語る。 

■蝶野のビンタは浜田さんが受けたら面白いのに…

 シリーズを振り返っても、身体的なダメージを伴う役割が非常に多い方正。その最たる企画が、プロレスラー・蝶野正洋に言いがかりをつけられ、最終的に強烈なビンタをお見舞いされるというもの。いくら大好きな“笑ってはいけない”シリーズとはいえ、彼も今年で45歳。家に帰れば、愛する妻と3人の子供たちもいる。誰かに交代したいと訴えるその瞳は真剣そのものだ。

 「人間が本気のビンタをされる瞬間って数える程度しかないんですよ、普通は!! 僕、45歳にもなって毎年くらってるんですよ? よく考えたら、何でこんなことされなアカンのやろって…。45歳のおっさんがプロレスラーに本気でビンタされたら、それはもう“事件”ですよ…。例えばね、蝶野さんがそのまま浜田さんとこ行ってビンタしたらメチャクチャ面白いと思うんですよ」(方正)。

■ココリコ田中にブチ切れた“大人げない夜”

 「いい加減、若手に代わって欲しい!」。そう懇願する方正だが、出演メンバー全員“若手”ではないのもまた事実。「もうココリコも厄年ですからね(笑)。収録が終わったとき、田中(直樹)が『申し訳ないです…』みたいなことを言いよるんです。ホントは後輩がしなくちゃいけないようなことを全部、僕が背負ってる状況に対して申し訳ないって…」(方正)。

なんとも泣かせる話ではないか。先輩芸人の“生き様”を、後輩たちはしっかりとくんでくれているのだ。「『ほなら、お前やれや〜!!』ってブチ切れて、空気が凄く悪くなりましたね……」(方正)。

■ビンタ後は中年男性の筋肉痛のような症状が!?

 なんとも大人げないブチ切れっぷりであるが、その気持ちも分かる。プロレスラーが丸太のような腕を振り回して強烈な一撃をお見舞いする…テレビで観ていても、その衝撃は十分に伝わってくるが、実際にビンタを受ける当人に聞くと…。

 「これがねぇ、2日位は(痛みが)残ってて。でね、数日経つと一回忘れるんですよ。で、思い出したように「あれ!? 何で痛いんやろ…あ! あれや!!」って(笑)。忘れた頃にまた痛みがやってくるんです」と、中年男性の筋肉痛のような症状を明かす。

 最後に、今年の“地球防衛軍24時”について聞いてみると、「これは断言できるんですけど、今までの“笑ってはいけない”シリーズの集大成やと思っています。だからこそ今までのシリーズの中で一番キツかったです」と豪語する方正。キツかったということは、視聴者にとっては面白いということ。「まぁ、そういう事ですね(笑)。俺が嫌がれば嫌がるほど皆喜んでくれるんですよね、不思議なことに……」(方正)。

 “ガキの使い”のマスコットボーイ(by松本人志)の受難は、残念ながら、まだまだ続くことになりそうだ。

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