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岩井俊二氏、連ドラ初脚本 現役女子高生を主演に抜てき

 映画『リリイ・シュシュのすべて』『Love Letter』などの作品で知られる日本映画界を代表するフィルムメーカーの一人、岩井俊二氏が、来年1月10日スタートのテレビ東京系ドラマ『なぞの転校生』(毎週金曜 深0:12)で、初めて連続ドラマの企画プロデュースから脚本を手がけることが21日、わかった。

岩井俊二氏、初めて連続ドラマを企画プロデュース・ 脚本を手がけ『なぞの転校生』が現代に蘇る

岩井俊二氏、初めて連続ドラマを企画プロデュース・ 脚本を手がけ『なぞの転校生』が現代に蘇る

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 『ねらわれた学園』の原作者・眉村卓が、1967年に学年別月刊学習誌の連載で発表した同名ジュブナイルSF小説(講談社「青い鳥文庫」「講談社文庫」)が原作。1970年代にNHK「少年ドラマシリーズ」で映像化され話題を呼んだ。

 放送当時、中学生だった岩井氏は「企画会議の時、僕とプロデューサーがそれぞれ持ち込んだ企画が何故か偶然にも同じ『なぞの転校生』だった」と謎の一致に驚いた。「改めて原作やドラマを紐解いてみると、今なお心に響く、むしろ今だからこそ心に響く物語であった」と原作の魅力を語る。

 今回のドラマでは原作の世界観そのままに、主人公たちの設定を高校2年生に変え、岩井氏の新解釈で視聴者を不可思議なパラレルワールドに引き込む。監督は『13階段』『夜のピクニック』などの長澤雅彦氏が務める。

 岩井氏は「僕自身、連続ドラマに関わるのは初めてで、書いても書いても終わらない苦しみを味わったが、今なお色褪せない不朽の名作に挑戦できた。遠く及ぶものではないことは最初からわかっていながらも、至福の数ヶ月だった」と手応えを語っている。

◆主演は中村蒼本郷奏多、新人・桜井美南を大抜てき

 主演は、主人公の岩田広一役の中村蒼、広一のクラスにやってきた“謎”の転校生山沢典夫役の本郷奏多、広一の幼なじみ香川みどり役の桜井美南の3人。桜井は、来年度の「キットカット・受験生応援イメージキャラクター」(5代目)に選ばれたばかりの現役高校生で、今作がドラマ初出演にして主演に大抜てき。

 桜井は「今回、初めてのドラマ出演で初主演ということで、とても緊張しています。ただ、私は岩井俊二監督の作品の世界が大好きで、その中の登場人物のひとりになれるのかと思うと、すごくわくわくします。香川みどりという役は、一見ふわっとしているけれど、芯の通った女の子。私自身、みどりに似ているところがあるので、自然体の自分でぶつかっていきたいと思います。精一杯頑張りますので、香川みどりを通じて、私のことを知っていただけたらうれしいです」と初々しくアピールした。

 4月期に同局系で放送された『みんな!エスパーだよ!』の園子温監督に続いて、フィルムメーカーが手がける連続ドラマに出演する本郷は「岩井さんの中に存在する宇宙を見たとでも言いましょうか。難解にみえても描いている本質は純粋なもので、哀しさの中にも必ず美しさがある。とにかく、素敵な物語でした。この物語と、各スタッフ・キャストの表現力が高い次元で融合することができれば、絶対的な最高傑作になると確信しています」と胸を躍らせている。

 岩井作品初参加となる中村も「この世界に入る前から知っていた方なのでとても光栄です。岩井さんの世界観に自分が入れるのはうれしく、さらに僕の色も出して良い化学反応を起こせれば」と期待を込めている。
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  • 岩井俊二氏、初めて連続ドラマを企画プロデュース・ 脚本を手がけ『なぞの転校生』が現代に蘇る
  • 来年1月10日スタートのドラマ24『なぞの転校生』に主演する中村蒼(中央)、本郷奏多(左)、桜井美南(右)(C) 眉村卓・講談社/「なぞの転校生」製作委員会
  • 原作はSFジュブナイルの巨匠、眉村卓『なぞの転校生』(講談社「青い鳥文庫」)
  • 『なぞの転校生』(著:眉村卓)講談社文庫から12月13日発売

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