俳優の竹野内豊主演で、直木賞作家・奥田英朗氏の小説『オリンピックの身代金』(第43回吉川英治文学賞受賞作品)が初ドラマ化されることが23日、わかった。1964年の東京オリンピックを舞台にした傑作サスペンス。刑事役の竹野内が追う容疑者役で、松山ケンイチがNHK大河ドラマ『平清盛』以来のドラマ出演を果たす。竹野内と松山は初共演。テレビ朝日開局55周年記念2夜連続ドラマスペシャルとして、同局系で今秋放送される。
昭和39年(1964年)、敗戦からの経済的復興を国際社会に示す国家の一大イベント『東京オリンピック』の開催を目前に控える東京で、警察幹部宅や外務省などを狙った事件が発生し、一通の脅迫状が警視庁に届く。一体誰が、何のために…!? 敗戦国から這い上がろうとする国家の名誉、警察の威信をかけた極秘大捜査の末に浮かび上がったのは、名もなき一人の学生だった――。
竹野内が演じるのは、主役であり、物語の語り手でもある、事件の真相を追い求めていく警視庁捜査一課の刑事・落合昌夫。正義感の塊のような刑事役に「演じるたびに『落合の抱える葛藤とは何なのか』と考えては、自分自身も非常に悩みました。最後の最後まで、これほど悩んだ作品は久々です」と振り返った。
苦しんだ分、作品への思いは深まり、「この作品は約50年前の東京オリンピックを舞台にしたものですが、テーマは現代にも通じるものであり、今回の招致を機にオリンピックへの関心がより高まっている中、多くの視聴者の方々にこの作品を観ていただければ」と期待する。
数々の事件の容疑者の一人として落合に追われる東京大学の貧しき大学院生・島崎国男を演じる松山は、竹野内との初共演を「中学・高校時代から作品を拝見し、独特な何かを持ったカッコいい俳優さんだと思っていたので、すごくうれしいと思う反面、緊張もしました」と振り返り、「竹野内さんのおかげで、対立関係にあるはずの落合と島崎の間にある“つながり”をキッチリと表現できたと思います」と自信をのぞかせた。
撮影では、昭和30年代の街や人々の暮らしぶりを再現するために北九州など国内数十ヶ所、そして韓国の撮影所でもロケを敢行し、リアルな映像を徹底追求。竹野内と松山を軸にしたキャスト陣が登場人物の心の機微を細やかに表現。“昭和30年代の日本の輝かしい高度経済成長の陰で苦しむ人々と、国家の対決”を圧倒的スケールと緻密なディテールをもって描く。
昭和39年(1964年)、敗戦からの経済的復興を国際社会に示す国家の一大イベント『東京オリンピック』の開催を目前に控える東京で、警察幹部宅や外務省などを狙った事件が発生し、一通の脅迫状が警視庁に届く。一体誰が、何のために…!? 敗戦国から這い上がろうとする国家の名誉、警察の威信をかけた極秘大捜査の末に浮かび上がったのは、名もなき一人の学生だった――。
竹野内が演じるのは、主役であり、物語の語り手でもある、事件の真相を追い求めていく警視庁捜査一課の刑事・落合昌夫。正義感の塊のような刑事役に「演じるたびに『落合の抱える葛藤とは何なのか』と考えては、自分自身も非常に悩みました。最後の最後まで、これほど悩んだ作品は久々です」と振り返った。
苦しんだ分、作品への思いは深まり、「この作品は約50年前の東京オリンピックを舞台にしたものですが、テーマは現代にも通じるものであり、今回の招致を機にオリンピックへの関心がより高まっている中、多くの視聴者の方々にこの作品を観ていただければ」と期待する。
数々の事件の容疑者の一人として落合に追われる東京大学の貧しき大学院生・島崎国男を演じる松山は、竹野内との初共演を「中学・高校時代から作品を拝見し、独特な何かを持ったカッコいい俳優さんだと思っていたので、すごくうれしいと思う反面、緊張もしました」と振り返り、「竹野内さんのおかげで、対立関係にあるはずの落合と島崎の間にある“つながり”をキッチリと表現できたと思います」と自信をのぞかせた。
撮影では、昭和30年代の街や人々の暮らしぶりを再現するために北九州など国内数十ヶ所、そして韓国の撮影所でもロケを敢行し、リアルな映像を徹底追求。竹野内と松山を軸にしたキャスト陣が登場人物の心の機微を細やかに表現。“昭和30年代の日本の輝かしい高度経済成長の陰で苦しむ人々と、国家の対決”を圧倒的スケールと緻密なディテールをもって描く。
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2013/09/24