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7月期ドラマ満足度調査、上位作に共通する「ヒーローもの」

 各番組とも初回放送が高視聴率で話題を集めた7月期のドラマだが、満足度調査では1位が『半沢直樹』、2位が『DOCTORS2〜』、3位が『斉藤さん2』という結果に。主人公が悪をこらしめて正義を貫くという、分かりやすく痛快な物語が上位を占めた。

サラリーマンだけでなく、女性視聴者からの関心も集めたTBS系『半沢直樹』

サラリーマンだけでなく、女性視聴者からの関心も集めたTBS系『半沢直樹』

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■上位作に共通するのは分かりやすさと“正義のヒーロー”

 7月期ドラマの初回満足度調査の結果が出揃った。視聴者に作品を10点満点で評価してもらい、8〜10点を付けた割合の高い順に掲載した。

 今期は初回放送で高視聴率が相次いだことが話題を集めたが、満足度調査の結果も、全体的に高めの数値となった。たとえば、これまでの調査との上位5作の満足度の平均を比較してみると、昨年7月期は46.2%。とくにドラマに関心が高かった今年4月期でも61.3%だったが、7月クールはそれをも上回る68.0%となっており、ドラマへの興味・関心はますます高まっているようだ。

 今期満足度1位となったのは、堺雅人主演の『半沢直樹』で、「全体」の満足度は80.0%。10点満点と評価した人がもっとも多く、「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」の部門別でも首位を独占した。サラリーマンが理不尽な上司と真っ向から勝負する痛快な物語に共感する男性視聴者が多く、さらに分かりやすいストーリーと堺雅人主演ということで、女性視聴者もうまく取り込んだ。

 2位『DOCTORS2〜』は、理想の医療のためには手段を選ばない、型破りな外科医を描いた医療ドラマ。主人公の沢村一樹と、ライバル役の高嶋政伸が好評価を集めた。3位『斉藤さん2』は、周囲から疎まれながらも正義を貫く主婦の物語。ティーン層や男性からも注目を集め、シリーズ2作目で水10枠から土9枠に移動し、キャストや脚本でターゲット層を広く設定したことが奏功した。

 前クールは「決め台詞」が特徴的な作品に注目が集まったが、今期は対立構造を分かりやすく描いたストーリーで、主人公が正義を貫くヒーロー的な存在である作品が上位を占めた。

【調査概要】
調査期間:6月27日〜7月31日
調査対象:10代〜50代の男女計500人
調査地域:1都1道2府14県
関東圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)/関西圏(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)/その他(北海道・愛知・岡山・香川・福岡)
※テレビ東京が視聴できる道・県
調査方法:インターネット調査
満足度:番組を視聴した人に、作品の満足度を10点満点で採点してもらい、8点〜10点(=満足)をつけた人の割合

(ORIGINAL CONFIDENCE 13年8月12日号掲載)

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