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【八重の桜】降谷建志「ルーキーですから。セットにいるだけで楽しい」

 NHK大河ドラマ『八重の桜』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)が前半の山場を迎えている。1868(慶応4)年の「鳥羽・伏見の戦い」で幕府軍は敗れ、同年4月に江戸城無血開城がなされ、会津は新政府軍から「逆賊」として討伐の対象となった。9日放送の第23回では会津に同情する東北諸藩が奥羽越列藩同盟を結成し、新政府軍と戦闘状態に入る。

NHK大河ドラマ『八重の桜』は前半戦の山場・会津戦争へ。降谷建志演じる 新選組の斎藤一も人生の岐路に立つ(C)NHK

NHK大河ドラマ『八重の桜』は前半戦の山場・会津戦争へ。降谷建志演じる 新選組の斎藤一も人生の岐路に立つ(C)NHK

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 そんな中、刀でいくつもの戦を切り抜けてきた新選組にも時代の荒波が襲い掛かる。「鳥羽・伏見の戦い」に敗れ、局長の近藤勇までも失うことに。そして、土方歳三と斎藤一は会津にやって来る。

 同作で眼光鋭い斎藤を好演しているのは、ロックバンド・Dragon Ashのボーカル&ギター、Kjこと降谷建志だ。「14歳からロックバンドをやってきて、バンドマンというライフスタイルが世界一カッコイイと思ってきた」という降谷は、ポリシーを持ってテレビ番組に出ないことで有名だった。

 それが一転、ドラマ出演を決めた理由は「復興ですね」とキッパリ。このドラマの主な舞台は東北・福島だ。「大河ドラマの舞台になると観光など大きなお金が動くと聞いて、(自分が出演することで)100円でも1000円でも上乗せできるのなら…と思った。『ノー』という度胸がなかったというか、すごくうれしいという感情もあって。とにかく、この作品でなかったらやっていなかったと思う」と話す。

 うれしいと思った理由の一つは、「34歳になって、新しいチャレンジをさせてもらえるというのも稀有なこと。ありがたいことだと思う」。Dragon Ashの楽曲の全作詞作曲を手がける才能をベースに、唯一無二のエンターテイメントを展開してきた降谷が、俳優としてテレビドラマの最高峰である大河ドラマで演技に挑戦しているのだ。

 「ルーキーですからね。セットにいるだけで楽しいですし、いろんな人とお話できるだけでうれしい。大河の撮影をやった後、(音楽制作の)スタジオワークを一人でしているとこんなに孤独だったかなぁと思った。そう感じるようになったのがデメリットかな」。

 配役された斎藤一については「大河ドラマの『新選組!』(2004年)でオダギリジョーさんが演じた斎藤一も観ていました。るろ剣(和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』)世代なので、そこで描かれた“悪・即・斬”のイメージ。自分も仲間と群れて行動しているので、新選組にシンパシーを感じる」と話した。

 『八重の桜』では、例えば新選組が活躍するハイライト「池田屋事件」が、会津藩目線で新選組の暴発として描かれたことで面白くないと思った新選組ファンも多かっただろう。

「新選組は最初チンピラみたいなものだった。成功すれば革命家で、失敗すればテロリストと呼ばれる。幕府に雇われて人を斬ってきた彼らが、新政府軍の敵となった今、人としてどう変わっていくのか。斎藤一はこれからが大事ですよね」。

 斎藤は新選組を率いて会津戦争に加わり、仙台への転戦を主張する旧幕軍とたもとを分かつ際には、「誠義にあらず」とあくまでも会津での戦いに固執する。維新後、八重の幼なじみ・高木時尾と結婚。警視庁に入り、西南戦争にも従軍する。

 「抜き身の剣みたいな男が鞘を得て、それでも錆びつかずに、いざ剣を抜けば切れ味鋭い男でいられるか。自分も結婚して子どもがいるので、そうなれたらと思う」。

 斎藤と時尾(貫地谷しほり)の出会いのシーンは6月9日放送の第23回、北進する土方(村上淳)との別れのシーンは6月23日放送の第25回に登場する。『八重の桜』では、明治に入り会津の人間となった斎藤の人生も描かれる。

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  • NHK大河ドラマ『八重の桜』は前半戦の山場・会津戦争へ。降谷建志演じる 新選組の斎藤一も人生の岐路に立つ(C)NHK
  • 6月23日放送『八重の桜』第25回「白虎隊出陣」より。斎藤(降谷建志/左)が土方(村上淳/右)と別れ、会津のために戦うと告げるシーン (C)NHK
  • 斎藤一役の降谷健志 (C)NHK

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