名もなき家族に焦点を当てて昭和初期の激動の時代を描く映画『少年H』(8月10日公開)が、第35回モスクワ国際映画祭のGALA部門上映作品に選ばれたことが30日わかった。主演の水谷豊、伊藤蘭は夫婦そろって初の海外映画祭への参加。メガホンをとった降旗康男監督は、前作の高倉健主演映画『あなたへ』で第36回モントリオール世界映画祭エキメニュカル賞を受賞しており、2作連続の国際映画祭への選出となった。
日本映画がGALA作品に選ばれたのは、2011年の『借りぐらしのアリエッティ』に続く2作目。日本の実写映画としては史上初の快挙になる。GALAとは、全世界よりエントリーされた作品の中から(今年度は約1500本超)、モスクワ国際映画祭が世界の映画業界で話題を呼ぶであろう6作品を選び、特別上映をする部門。コンペティション部門とは異なるが、同映画祭において最もグレードの高い部門に位置付けられている。今年は、ブラッド・ピット主演の話題作『WORLD WAR Z』もGALA部門に選ばれている。
『少年H』の公式上映は現地時間6月27日に予定され、水谷、伊藤、降旗監督が現地入りし公式イベントに参加するほか、映画祭プログラムディレクターのキリル・ラズロゴフ氏がMCを務めるロシア国営放送の番組にも出演する予定。水谷&伊藤夫妻は今回の招待について「30年ぶりに共演した作品が栄誉あるGALAに選出され、日本映画が多くの海外の方にもご覧いただけることを大変うれしく、光栄に思います。この作品にかかわるスタッフ、キャストの想いを世界に届けられること、私たちにとって初の国際映画祭への参加を夫婦共に心待ちにしております」とコメントしている。
一方、昨年のモントリオール世界映画祭に出席できなかった降旗監督は「昨年の『あなたへ』に続いての国際映画祭へのご招待、ありがたいです。海外の皆さんに作品をご覧いただけることは光栄です。今回は体調を万全に整えて、参加したいと思っております」。また、ラズロゴフ氏は今回の選出について「『少年H』は他に類の無い作品です。主人公の人生と国家、民衆の発展が結び付けられて描かれているのが素晴らしい。モスクワ国際映画祭は日本とその文化と多面的な関係にある国・ロシアで行われていますので、私たちは喜んでGALA部門にこの素晴らしい作品を選びました」とし、ロシア全土で注目される作品になると太鼓判を押している。
カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並び、世界4大映画祭のひとつとされる同映画祭だが、コンペティション部門において過去に日本人では、新藤兼人監督が『裸の島』(1961年)、『裸の十九才』(1971年)、『生きたい』(1999年)で金賞を受賞。1983年の『ふるさと』(神山征二郎監督)で加藤嘉が最優秀男優賞、2002年の『blue』(安藤尋監督)で市川実日子が最優秀女優賞、2003年の『ふくろう』(新藤兼人監督)で大竹しのぶが最優秀女優賞、1965年に『赤ひげ』(黒澤明監督)がソ連映画人同盟賞を受賞している。
第35回モスクワ国際映画祭は、現地時間6月20日より29日までロシア・モスクワで開催される。
日本映画がGALA作品に選ばれたのは、2011年の『借りぐらしのアリエッティ』に続く2作目。日本の実写映画としては史上初の快挙になる。GALAとは、全世界よりエントリーされた作品の中から(今年度は約1500本超)、モスクワ国際映画祭が世界の映画業界で話題を呼ぶであろう6作品を選び、特別上映をする部門。コンペティション部門とは異なるが、同映画祭において最もグレードの高い部門に位置付けられている。今年は、ブラッド・ピット主演の話題作『WORLD WAR Z』もGALA部門に選ばれている。
一方、昨年のモントリオール世界映画祭に出席できなかった降旗監督は「昨年の『あなたへ』に続いての国際映画祭へのご招待、ありがたいです。海外の皆さんに作品をご覧いただけることは光栄です。今回は体調を万全に整えて、参加したいと思っております」。また、ラズロゴフ氏は今回の選出について「『少年H』は他に類の無い作品です。主人公の人生と国家、民衆の発展が結び付けられて描かれているのが素晴らしい。モスクワ国際映画祭は日本とその文化と多面的な関係にある国・ロシアで行われていますので、私たちは喜んでGALA部門にこの素晴らしい作品を選びました」とし、ロシア全土で注目される作品になると太鼓判を押している。
カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並び、世界4大映画祭のひとつとされる同映画祭だが、コンペティション部門において過去に日本人では、新藤兼人監督が『裸の島』(1961年)、『裸の十九才』(1971年)、『生きたい』(1999年)で金賞を受賞。1983年の『ふるさと』(神山征二郎監督)で加藤嘉が最優秀男優賞、2002年の『blue』(安藤尋監督)で市川実日子が最優秀女優賞、2003年の『ふくろう』(新藤兼人監督)で大竹しのぶが最優秀女優賞、1965年に『赤ひげ』(黒澤明監督)がソ連映画人同盟賞を受賞している。
第35回モスクワ国際映画祭は、現地時間6月20日より29日までロシア・モスクワで開催される。
2013/05/31