• ホーム
  • 芸能
  • 本屋大賞・百田氏、村上春樹氏に恨み節「売れる本ぶつけないで」

本屋大賞・百田氏、村上春樹氏に恨み節「売れる本ぶつけないで」

 全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2013年本屋大賞』(本屋大賞実行委員会主催)の発表会が都内で行われ9日、百田尚樹(ひゃくた・なおき)氏の『海賊とよばれた男』(講談社)が大賞に選ばれた。

【写真】その他の写真を見る


 授賞式に出席した百田氏は「作家になって7年。初めていただいた賞なので、本当にうれしい。直木賞なんかよりはるかに素晴らしい」と大喜び。それでも「これから書店員のみなさんが頑張ってくださると思うのですが、運が悪いことに12日に村上春樹さんの本が発売される。もしかしたら受賞作品史上最も売り上げの悪い本になってしまうかもしれません」と冗談交じりに不安を吐露した。

 イベント後にも不満は続き「村上さんは怪物級。そんな売れる本をここにぶつけないでもいいやないかと。村上さんも文春も意地が悪い」と恨み節。最後は諦め「まあ、書店が盛り上がるという意味ではかえっていいかもしれない」と相乗効果を期待していた。

 また、同作の執筆エピソードを聞かれた百田氏は「この作品に半年かかってますが、その間に3回救急車で運ばれた」と明かし、「1回目に運ばれた時に、医者から『肝臓と胆のうが炎症を起こしている。一刻も早く手術しないとえらいことになる』と言われた」と告白。それでも「術後10日は安静にと言われたので、その10日がもったいないと、手術して1ヶ月くらいお腹から血を流しながら書きました」と過酷な執筆活動を振り返った。

 百田氏は、同大賞4度目のノミネート。昨年は『プリズム』(幻冬舎)で10位、2011年は『錨を上げよ』(講談社)で4位、2009年に『ボックス!』(太田出版)で5位に入選しており、“4度目の正直”となった。デビュー作は、2006年発売の『永遠の0(ゼロ)』(太田出版)で、今年12月にV6・岡田准一主演で映画化される。そのほか、関西の人気番組『探偵! ナイトスクープ』のチーフ構成作家も担当している。

 当日は、昨年に『舟を編む』で同大賞を受賞した三浦しをん氏が祝福に駆けつけ「前年は『舟を編む』で、今年は『海賊とよばれた男』と、どちらも海つながり。本当に硬派で熱い小説。この本を読んだ人は勇気や情熱を受け取れるんだと思うと本当に素晴らしい」と絶賛していた。

 今年で10回目を迎える同大賞。過去の大賞作品やノミネート作には、三浦しをん氏の『舟を編む』(2012年大賞)や東川篤哉氏の『謎解きはディナーのあとで』(2011年大賞)など、映画化やドラマ化されて話題になっており、今作の映像化にも期待が高まる。



関連写真

  • 『2013年本屋大賞』を受賞した百田尚樹氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2013年本屋大賞』を受賞した百田尚樹氏(中央)と全国の書店員 (C)ORICON NewS inc.
  • 三浦しをん氏(右)から花束を受け取る百田尚樹氏 (C)ORICON NewS inc.
タグ

オリコントピックス