突然の休業宣言で話題を集めた米俳優レオナルド・ディカプリオが主演映画『ジャンゴ　繋がれざる者』のPRのため、公開日当日の3月1日に緊急来日することが24日、わかった。主演作『インセプション』で来日した2010年7月以来8度目の来日で、休業宣言後公の場へ登場するのは全世界でも今回が初めて。その“真意”が語られることになるのか、世界中から注目を集めそうだ。

　クエンティン・タランティーノ監督がメガホンをとった同作は、日本時間25日に発表される『第85回アカデミー賞』で作品賞をはじめ5部門にノミネートされる注目作。大農園キャンディ・ランドの主で、趣味は奴隷デスマッチ観戦という冷酷非情なカルビン・キャンディを演じる、これまでにないディカプリオの極悪ぶりも見どころの一つ。タランティーノ監督自身も「これまで誰も見たことない、もちろんディカプリオも演じたことがない極悪人だ」と太鼓判を押す、その特異な演技が高く評価されている。

　そのディカプリオは1月、独Bild紙の取材に「正直くたくただよ。長い長い休暇を取ることにした」と発言。これが事実上の休業宣言として世界中に発信されており、アカデミー賞の受賞式も欠席が決定していることから、今回の来日で彼が何を語るのか世界中から注目を浴びることになりそうだ。ディカプリオは翌2日に東京・丸の内ピカデリーで行われる舞台あいさつにも出席、こちらのチケット（25日午後5時発売）も争奪戦となるのは必至だ。