俳優・唐沢寿明が17日、東京・渋谷のNHKで主演ドラマ『メイドインジャパン』の試写会に出席した。昨年9月にクランクインし、各地で反日暴動が起き、日中関係が悪化している最中に中国ロケを断行。ロケに協力した工場で働く1000人以上の工員たちがエキストラとして参加したシーンの撮影を振り返り、「(エキストラの中には)わけがわかっていない人もいて、そこで小さな誤解が生まれたんでしょうね。すれ違いざまに何か言われたり。いろんな意味で小さい誤解は早めに解いたほうがいいなと気づきました」と苦笑いした。 同作は、『白い巨塔』(フジテレビ系)などの脚本家・井上由美子氏による完全オリジナル作品で、倒産の危機に追い込まれた巨大電機メーカーの再建に挑む人々の奮闘を描く人間ドラマ。リチウム電池技術をめぐる日中企業の攻防を通して、戦後の日本を支えてきたものづくり、「メイドインジャパン」とは何かをみつめる。
2013/01/17