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唐沢寿明、中国ロケの教訓「小さな誤解は早めに解いたほうがいい」

 俳優・唐沢寿明が17日、東京・渋谷のNHKで主演ドラマ『メイドインジャパン』の試写会に出席した。昨年9月にクランクインし、各地で反日暴動が起き、日中関係が悪化している最中に中国ロケを断行。ロケに協力した工場で働く1000人以上の工員たちがエキストラとして参加したシーンの撮影を振り返り、「(エキストラの中には)わけがわかっていない人もいて、そこで小さな誤解が生まれたんでしょうね。すれ違いざまに何か言われたり。いろんな意味で小さい誤解は早めに解いたほうがいいなと気づきました」と苦笑いした。

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 同作は、『白い巨塔』(フジテレビ系)などの脚本家・井上由美子氏による完全オリジナル作品で、倒産の危機に追い込まれた巨大電機メーカーの再建に挑む人々の奮闘を描く人間ドラマ。リチウム電池技術をめぐる日中企業の攻防を通して、戦後の日本を支えてきたものづくり、「メイドインジャパン」とは何かをみつめる。

 1000人のエキストラを使って演出した黒澤博氏は「中国のパワー、人のパワーを端的に第1回(全3回)で表現したいと思った。現場はむせ返るような熱気だった。その中に、キャストの皆さんに実際に身をおいて、その表情が撮れたのはうれしかったです」と満足げ。「日中関係が一番厳しいと言われた時期に中国人スタッフも熱く協力してくれた」と感謝した。

 中国ロケに参加したのは唐沢、高橋克実吉岡秀隆國村隼の4人。中でも会社をリストラされ中国へ渡ったエンジニアを演じる高橋は、中国語のセリフあり、一人居残りロケありの過酷さに「本質的に忘れたいと思っているんでしょうね。あんまり覚えてない」と空笑い。高橋だけ上海から飛行機とバスを乗り継いで10時間くらいかかる奥地の甘粛省張掖(ちょうえき)市域内の砂漠で撮影があり、高橋は「スタッフも最少人数で、衣装さんも同行せず、自分がやりました。中国語のセリフと発音が大変だったけれど、上海では外出禁止だったので助かった」と自虐的に語って笑いを誘った。

 撮影スケジュールを消化した唐沢たちは空港で高橋を見送ったといい、國村は「僕たちと別れる時の克実さんの置き去りにされた子犬のような、主人を悲しげにはかなげに見るような目が印象深かったです」とねぎらった。

 試写を見て初めて張掖のシーンを見た唐沢は「こんなところ(砂漠)で一人、ジープを走らせていたんだなと思ったら、感無量です(笑)。みんな楽しく、現場でよくやったと思います。いい大人がいい作品を作ろうとして精一杯やったなという記憶がよみがえります」と話していた。

 テレビ60年記念ドラマ『メイドインジャパン』は、1月26日より毎週土曜午後9時より放送される(連続3回)。



関連写真

  • 試写会に出席した(左から)國村隼、高橋克実、唐沢寿明、吉岡秀隆 (C)ORICON DD inc.
  • ロケ当時の様子を語った唐沢 (C)ORICON DD inc.
  • 中国語のセリフもあったという高橋 (C)ORICON DD inc.
  • NHKドラマ『メイドインジャパン』の試写会に出席した吉岡秀隆 (C)ORICON DD inc.
  • NHKドラマ『メイドインジャパン』の試写会に出席した國村隼 (C)ORICON DD inc.
  • NHKドラマ『メイドインジャパン』の試写会に出席した(左から)國村隼、高橋克実、唐沢寿明、吉岡秀隆 (C)ORICON DD inc.
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