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【後編】新井浩文が語る映画鑑賞の新たな視点「監督がすべて」

 主演映画『赤い季節』(能野哲彦監督)の公開を控える俳優・新井浩文が、ORICON STYLEのインタビューに応じた。日本映画の“動員の二極化”について改善を望む思いと、「10年後にもう一度観たい作品を作り続けていく」という役者の気概を語った。

日本映画を楽しむ新たな視点を語る新井浩文 (C)ORICON DD.inc

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 2002年公開の『青い春』で映画界デビューを飾った新井は、今年だけで10本の出演映画が公開される。日本映画の動員について作品ごとの格差が激しく、ヒットが二極化している現状について、少し渋い表情を見せた。

 劇場で観客が作品を観て「どう思うかが映画のすべて」だと語る新井にとって、観る側の意識の変化を求めるのはとても自然なこと。とはいえ、「それを求めるのはウチのエゴになるから、強要しちゃいけないんですよね」と前置きしたうえで、視点の変化を提案した。

 「日本のお客さんの8〜9割は、『あの俳優は芝居がうまい、ヘタ』と俳優目線で見る。でも、俳優をどう見せているかは、実は監督なんですよね。監督次第で撮り直しやOKがかかる。映画に関してだけでいうと監督が全てです」といい、役者ではなく監督で作品選びをすることを薦める。

 「あと、観なきゃいけない風潮が生まれてしまえば、日本映画は絶対入る。美味しくないけど並ぶラーメン屋みたいなもので、1回は食べてみようっていう(笑)。そこを狙うとすれば、何が流行るかなんて全然わかんない。ただ、ウチは“10年後もう1回観たい作品かどうか”を考えます」と淡々と語りながらも、真剣な表情。

 さらに、「自分らが作って自分らがやっている事だから、この作品も含めて作品をもっと多くの人に観てもらいたいと思う。だったら自分に何ができるのか? そこを突き詰めたら『自分の信じる良いものを作る。みんなで作り続けるしかない』っていうことなんですよね…。映像とかもお話があれば撮ってみたいけど、生涯、俳優を続けていきます」と、さらりと宣言した。

 俳優・村上淳田口トモロヲ中村達也チバユウスケといった個性派が顔をそろえた新井主演の映画『赤い季節』は13日より全国公開。

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