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木村拓哉、2年ぶり“月9”で極貧転落人生コメディ 中井貴一、香里奈が共演

 SMAP木村拓哉が10月スタートの“月9”ドラマ『PRICELESS(仮)』(毎週月曜 後9:00)に主演することが14日、明らかになった。2010年『月の恋人』以来、2年ぶりの月9枠。「PRICELESS」=お金では買えないもの、生きていく上で本当に大切なものを見つけていくストーリーをコメディタッチで描く。木村は「オリンピックでは日本の皆さんのチームワークから本当に『PRICELESS』な感動をいただきました。僕もこの作品の共演者、スタッフと共にいいチームを組んで自分たちなりの作品をつくり、届けたいと思います」と意気込みを語っている。

 木村が演じるのはある会社のサラリーマン。同僚からは愛され、部下からも信頼の厚い男がある日、突然、身に覚えのない罪で仕事を追われてしまう。次々と驚くべきことが彼を襲い、あっという間に無一文となってしまった彼は、公園で偶然2人の子供たちに出会い、彼らにお金を持たずとも生きるすべを学びながらなんとか生き延びる。そんな転落の人生を恨まず、出会った人々に愛され、助けられながら一歩一歩前へ進み続ける主人公は、まさに逆境のヒーローだ。

 ドラマを盛り上げる重要な役どころで出演するのは、中井貴一。木村との共演は2007年公開の『HERO』劇場版以来となる。家庭でもぱっとしなかった中井演じる“上司”をなぜか慕っていた主人公。中井と木村の独特の掛け合いや、ひたすら前向きに突き進む主人公に影響を受け、次第に変化していく“上司”の変貌ぶりも見どころとなる。中井は出演に寄せて、「急展開のドラマの行く末をしっかり見届けてください。月曜日は早めのご帰宅を。9時より、テレビの中でお待ちしております」と呼びかけている。

 ヒロインには、木村、中井、共に初共演の香里奈が決定。木村、中井らと同じ会社の経理部に務めており、自分がたたき出す数字に不明金がないことに命をかけている女子社員役。木村が巻き込まれた事件を機に、彼女にも大きな転機が訪れる。

 監督は『HERO』のドラマ、劇場版で木村とタッグを組んだ鈴木雅之氏が務める。牧野正プロデューサーは「とにかく日本全国、全世代の皆さんに明るく、前向きな気持ちになってもらえるようなドラマを作りたい。全てを失いながら、決してあきらめずに毎日元気に生きていく主人公の姿から、勇気や希望を感じていただけたら幸いです」と語っている。

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