国内映画興行では興行収入40億円を突破した『テルマエ・ロマエ』を筆頭に、『宇宙兄弟』『貞子3D』など邦画の好調が目立つ。こうした現在の好調の先陣を切ったのが『劇場版 SPEC〜天〜』だ。TVドラマ放送時にはプロデューサーから敗北宣言が飛び出すなど話題となった同作がいかにして劇場での動員を獲得したのか。ヒットの背景を探った。 『僕等がいた』(前後編)、『テルマエ・ロマエ』、『宇宙兄弟』、『貞子3D』等、春休みからゴールデンウィーク前後の国内の映画興行シーンでは邦画作品の活躍が目立った。こうした邦画好調の先陣を切るかたちとなったのが『劇場版 SPEC 〜天〜』だ。『SPEC』は10年10月に堤幸彦監督、戸田恵梨香、加瀬亮主演によってTVドラマがスタート。堤監督と、プロデューサー植田博樹氏はヒットドラマ『ケイゾク』以来のコンビでもあり、企画発表段階からコアファンを中心に話題を集めた。
2012/06/09