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堤幸彦監督「娯楽色が全くない」新作に手ごたえ

 堤幸彦監督の新作映画『MY HOUSE』の初日舞台あいさつが26日、都内の劇場で行われ、堤監督、原作者であり建築家の坂口恭平、出演する佃典彦が登壇した。自ら企画から携わり、5年をかけてようやくこの日を迎えた堤監督は、「ここ数年、娯楽作品をやらせていただくことが多いのですが、今回は娯楽色が全くない作品を作ろうと思いました」と今作に込めた思いを明かした。

『MY HOUSE』初日舞台あいさつに登壇した佃典彦、堤幸彦監督、坂口恭平(左から)

『MY HOUSE』初日舞台あいさつに登壇した佃典彦、堤幸彦監督、坂口恭平(左から)

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 さらに「それを人々に伝えていくのが大変でした」といい、「企画途中で規模を大きくするという案もありましたが、単に人を呼ぶために規模を大きくするのは作品に手を加えたりすることも多い。それをゼロにして初心に返って完成させた作品です」と熱い胸のうちを語った。

 同作は、実在の人物をモデルにした主人公のホームレスの生活を通し、物にあふれた暮らしの中で“本当に必要なもの”とは何かを問う、堤監督が「本当に撮りたかった」という意欲作。堤監督は、「色、音、セリフがない。そして、芝居をさせないと、ないない尽くしで逃げる要素を外して勝負しました。いろんな想いが詰まっています。観る人によって見え方も違うでしょうし賛否両論があるということもわかっています」と新たな挑戦となった同作への思いをコメント。

 一方、坂口氏は「あの1本の電話からこんな映画の公開になるとは。どこからが夢でどこからが現実かわからなくなっています。すごく面白いことになっています!」と興奮気味に振り返っていた。

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