昨年、NHK連続テレビ小説『おひさま』でヒロイン・井上真央の優しい夫・和成役を演じ、国民的認知を得た俳優・高良健吾。今回、主演するWOWOWの連続ドラマW『罪と罰 A Falsified Romance』(4月29日スタート、毎週日曜 後10:00)では独自の思想にとらわれ、罪を犯す主人公・裁弥勒(たち・みろく)を演じる。「自分にとって連続ドラマ初主演作がこの作品でよかった」と語る高良。代表作と呼べる作品に恵まれ、俳優としての振り幅を広げる高良に刮目(かつもく)せよ。
同作で高良が演じたのは、作家を志す引きこもりの大学生・裁弥勒。過度な自尊心と劣等感に心を支配された弥勒は、援助交際グループを操る非情なリーダーの女子高生を殺害しようと思い立つ。さらに、殺害現場で思わぬ事態を招き、自らの「罪と罰」に苦しんでいく…、という役どころだ。
「このドラマを観て、こいつは絶対、許せないと思っても、わかる、わかるって思う人もいていい。ただ、弥勒は人を殺しているわけで…。台本に書いてあること以上のことができたらいいとは思いますが、罪を償って成長するその姿に感動してもらえるような、弥勒はこういう人間ですという押し付けがましい芝居はしていないと思う」。
同作は、ロシアの文豪ドストエフスキーの代表作『罪と罰』を、現代の日本に置き換えて描いた落合尚之氏の同名漫画が原作。援助交際や家庭崩壊などを取り入れ、人間の心の闇に鋭く迫った作品だ。かなり重い話ゆえ、作り手側にとってもしんどい作業が増える。
「弥勒はかなり難しい言葉を使うんです。表面的な部分は全然共感できないけれど、僕なりに弥勒のことを理解して、後はセリフを覚えて現場に行くだけ。わからないと思っても、現場のスタッフや水川あさみさんら共演者の皆さんといろいろやり取りしながら生まれてくるものがある。大変ですけど、その分得るものあるので、自分の連続ドラマ初主演作がこの作品でよかったと思う。弥勒の言葉や行為を通して、自分の中の嫌な部分をさらけ出せた。どこか感謝する気持ちもあります」。
◆こうら・けんご
1987年11月12日生まれ。熊本県熊本市出身。映画を中心に地力を高め、2012年エランドール新人賞を受賞するなど、将来を嘱望されている。今後の公開作品に『シグナル〜月曜日のルカ〜』、『苦役列車』、『千年の愉楽』、『横道世之介』がある。
WOWOWのオリジナル連続ドラマ『罪と罰 A Falsified Romance』(4月29日スタート、毎週日曜 後10:00)に主演する高良健吾 (C)ORICON DD inc.
同作は、ロシアの文豪ドストエフスキーの代表作『罪と罰』を、現代の日本に置き換えて描いた落合尚之氏の同名漫画が原作。援助交際や家庭崩壊などを取り入れ、人間の心の闇に鋭く迫った作品だ。かなり重い話ゆえ、作り手側にとってもしんどい作業が増える。
「弥勒はかなり難しい言葉を使うんです。表面的な部分は全然共感できないけれど、僕なりに弥勒のことを理解して、後はセリフを覚えて現場に行くだけ。わからないと思っても、現場のスタッフや水川あさみさんら共演者の皆さんといろいろやり取りしながら生まれてくるものがある。大変ですけど、その分得るものあるので、自分の連続ドラマ初主演作がこの作品でよかったと思う。弥勒の言葉や行為を通して、自分の中の嫌な部分をさらけ出せた。どこか感謝する気持ちもあります」。
◆こうら・けんご
1987年11月12日生まれ。熊本県熊本市出身。映画を中心に地力を高め、2012年エランドール新人賞を受賞するなど、将来を嘱望されている。今後の公開作品に『シグナル〜月曜日のルカ〜』、『苦役列車』、『千年の愉楽』、『横道世之介』がある。
2012/04/27