演歌歌手の北島三郎が12日、都内で行われた明治座『北島三郎特別公演』制作発表に出席。事務所幹部解任騒動の渦中にある小林幸子について聞かれた北島は「誰しもが心配してる」と語り、「円満にいい形で分かり合えたら。幸子は歌い手ですから、今まで通り気持ちよく歌ってほしい」とエールを送った。

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　さらに、新曲の発売延期など波紋が広がりつつある現状には「それぞれ、会社の事情があると思う。同じ道を歩いている仲間だけど、いろいろあることは生きてる証拠だと思う」と神妙な面持ちで語った。

　江戸町火消・め組の組頭・辰五郎の生き様を描く舞台『火消し一代 め組の辰五郎』と、数々のヒット曲を披露するコンサート『北島三郎、魂の唄を…』の二部構成からなる同公演。去年は震災の影響で中止になる公演もあったため、北島は「元気の肥やしになるように努めていきたい。燃えております」と意気込んだ。

　共演には星由里子、松村雄基、さらに愛弟子でパニック障害から復帰した大江裕が名を連ねる。報道陣が大江の演技を不安視すると北島は「私も不安なんです。でも、私は彼の“ファン”でもある。出ると、明るくて、いいキャラだと思ってる。結構いけますよ」と後押し。これには大江も「言葉がございません」と恐縮しきりだった。

　明治座創業140周年記念を飾る『北島三郎特別公演』は、東京・明治座にて7月1日（日）から29日（日）まで、福岡・博多座にて9月1日（土）から30日（日）まで、名古屋・御園座にて11月4日（日）から12月2日（日）まで上演される。