落語家・初代林家三平さんの妻でエッセイストの海老名香葉子(78)が9日、東京・上野公園の東叡山現龍院『哀しみの東京大空襲慰霊碑』前で8回目の供養式を開催した。海老名は「やっと8年経ちました。後世に残る慰霊碑ができて本当によかった」とあいさつ。11日に1年を迎える東日本大震災の被災地・福島の仮設住宅からも出席者が訪れていると感謝を述べ、「残った人が伝えなければならない。私ももう80近くなりますが、命ある限りご供養は続けていきます。そして子供たち、息子たちに託します」と宣言した。 第二次世界大戦中の1945年3月9日から10日未明にかけ、約10万人の命を奪った東京大空襲から67年。海老名が建てた慰霊碑前での式典には二女・海老名泰葉、長男・林家正蔵、次男・二代目林家三平も出席。三平の妻で女優の国分佐智子は裏方として式典をサポートした。あいにくの雨模様となったが、海老名は「67年前の今日はお天気で、私は疎開先の静岡県沼津で赤くなっていく東京の空を見ていました。家族6人、親族もみんないなくなってしまいました。あの悲しみは子供たちに味わわせたくない」と涙声ながらも力強く話していた。
2012/03/09