お笑いタレントの山口智充が28日、都内で行われた『犬の首輪とコロッケと』（長原成樹監督）の初日舞台あいさつに登壇した。撮影中のエピソードを聞かれた山口は「法事の乱闘シーンがめっちゃ盛り上がってですね、もう、みんな本気でお祭り騒ぎするわ、喧嘩をするわ、なんか映画を撮っているなあという実感がして本当に楽しかったですわ！」と嬉しそうに振り返った。

　これについて共演の中村昌也は、「（山口さんは）まるで重戦機みたいで、止めようとした俺なんか吹っ飛ばされました（笑）」。主演の鎌苅健太も「4人がかりで行っても止められなかったもんね」と振り返った。ひとり撮影を外側から見守っていた長原監督は「みんな汗だくで騒いでいてですね、自分がカットの声をかけても誰も聞こえないんですわ。でもね、僕はひとり外で寒かったです」と本音を漏らし笑いを誘った。

　今作で監督デビューを果たした長原は、「この映画を撮るうえで一番こだわったのは、99.9％大阪人の手で作り上げるという事でした。僕の全力を注ぎ込んだ映画ですので、是非何回も劇場に足を運んで、続編を作れるよう、応援をお願いします」と観客に熱いメッセージを送っていた。

舞台あいさつには、ちすん、宮下雄也（RUN&GUN）も登壇した。