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映画『はやぶさ』堤組の“完全コピー”への執念

 公開中の映画『はやぶさ/HAYABUSA』(堤幸彦監督)の撮影クルー「堤組」が制作した“門外不出”の映像をこのほどORICON STYLEが独占入手した。クランクアップ(5月30日)後の打ち上げ用に制作されたもので、堤監督が同作の撮影にあたり、最もこだわった“完全コピー”への執念を垣間見るメイキング映像を面白おかしく編集してある。

JAXA「はやぶさ」プロジェクトチームに負けない結束で映画『はやぶさ/HAYABUSA』を作り上げた堤組のみなさん (C)2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ

JAXA「はやぶさ」プロジェクトチームに負けない結束で映画『はやぶさ/HAYABUSA』を作り上げた堤組のみなさん (C)2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ

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 同作は、数々の困難を乗り越え2010年に地球に帰還した日本の小惑星探査機「はやぶさ」の実話をJAXA(宇宙航空研究開発機構)全面協力を受けて映画化。竹内結子演じる女性研究者の視点を通して、7年間に渡る一大プロジェクトに関わった人々の苦悩と奮闘を描く。

 実際のプロジェクトを追ったドキュメンタリーでもなければ、再現VTRでもないが、映画の登場人物のほとんどは、実在の人物がモデル。中でも外見からしてモデルの人物に似ていると評判だったのは、メディアにもたびたび登場する「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーだった川口淳一郎氏をモデルにした川渕幸一役の佐野史郎だ。今回、入手した映像には、仕草まで真似しようと現場で資料映像を食い入るように見つめたり、川口氏本人と対面してサインをねだったりしていた佐野の姿が収められている。

 リアリティを追求して、JAXAの相模原キャンパスでロケも敢行した同作だが、管制室は使用中だったため撮影に使うことはできず、東京・調布市の日活スタジオにまったく同じ大きさのセットを組んで、モニターやコンピュータの数、天井の明かりの配置、壁の貼り紙に至るまで“完全コピー”した。的川泰宣氏がモデルの的場泰弘役を演じる西田敏行が管制室をモニターするカメラに向かって「Vサイン」するシーンの“完コピ”に取り組む姿などにも『はやぶさ』にかける愛情を感じさせる。

 VTRの後半は劇中に役者として出演もしているコントグループの夜ふかしの会とお笑いトリオのフラミンゴが、撮影現場で急きょ作った「JAXAな人々」というネタを披露している。

【動画】映画『はやぶさ』堤組打ち上げ用VTR⇒


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