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ララァ・スン、“実娘”との初共演に「不思議な気持ち…」

 人気漫画『HUNTER×HUNTER』(集英社)のアニメ版が、10月より装いも新たに日本テレビ系で放送開始。その主人公・ゴン役に抜擢されたのは、今作が声優デビューとなる潘めぐみ。実は彼女、『機動戦士ガンダム』のララァ・スンや『サザエさん』の伊佐坂浮江役でお馴染みの人気声優・潘恵子の愛娘だ。『HUNTER×HUNTER』で初の“親子共演”が実現することになり、ORICON STYLEでは2人にインタビューを敢行。自身の経験から声優として、また母としての貴重なアドバイスを愛娘に送った。

10月スタートのアニメ『HUNTER×HUNTER』(日本テレビ系)で初の“親子共演”を果たす声優の潘恵子(右)・めぐみ親子 (C)ORICON DD inc.

10月スタートのアニメ『HUNTER×HUNTER』(日本テレビ系)で初の“親子共演”を果たす声優の潘恵子(右)・めぐみ親子 (C)ORICON DD inc.

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 幼い頃に別れた父を探すため、父と同じハンターの道を志す事を決めた、主人公・ゴン(潘めぐみ)が、同じハンター試験合格を目指す仲間と共に奇想天外な冒険の旅を描いた同作。今回、潘恵子はゴンの育ての親・ミトを演じ、まさに“リアル親子共演”となった。互いに初共演は「正直、イヤでした(笑)」と口を揃える潘親子。母・恵子にとっては、“仕事仲間”として娘と接しなくてはいけないことから「娘の前で自分がトチッちゃいけないから余計なプレッシャーがあったかな(笑)」と笑顔で初アフレコを振り返る。

 潘恵子といえば、前述のララァ・スンや伊佐坂浮江のほかにも『聖闘士星矢』のヒロイン・城戸沙織や『美少女戦士セーラームーン』のルナ役など、清純派キャラクターの声優として確固たる地位を築いたキャリア30年以上を誇る大御所声優だ。さらに、歌手活動も平行して行うなど、元祖“アイドル声優”の名を欲しいままにしてきた。「恥ずかしい〜(笑)。もう遠い昔の話ですから。ただ当時は制作スケジュールの都合で画が届かないことが多くて、『ガンダム』は“舞台”だと思ってやっていましたね。私以外にも、あの作品に出ていた方は全員が舞台感覚でやっていたと思います」と懐かしそうに当時を振り返る。「だから、今でも画に合わせて収録することはヘタなんです(笑)。でも、みんな誠心誠意その役に向き合っていたし、背負った責任を全うしていたと思います」。

 そんな彼女だからこそ、愛娘が同じ声優としての道を歩むことに、若干の戸惑いはあったという。「私、この仕事をやる前までは、凄く後を引く人間でした。もう納豆みたいに(笑)。でも、この仕事って色々な声を同時に担当するでしょ? 今日中に嫌なことを忘れないと明日の朝、元気よく『おはようございます!』って言えないんですよ」と声優としての苦労を明かす。そんな母の想いを知ってか、娘・めぐみも「小さい頃から母を見ていたので、いつかは声優をやってみたいとは思っていました。でも、やりたいとはなかなか言い出せなかったですね。大学に入ってからだと思います。オーディション雑誌を自分で買って色々と応募したり……」と、自身の声優への想いを告白した。

 いくつかのオーディションに挑戦し、晴れて今作の主人公・ゴンの座を掴み取った娘・めぐみにとって、声優としての苦悩、さらにそれを上回る喜びが今後待ち受けているはず。そんな愛娘に母・恵子は「大事なのはアニメの場合、主役は“絵”であり、キャラクターであること。そして沢山のスタッフと作り上げていること。皆さんに感謝して、先輩が築きあげてきたものを次の世代に引き渡せるような、長く続けていける、実力ある役者になって欲しいです」とエールを送る。ララァの実娘なだけに“ニュータイプ”であることは確実。彼女が今後声優として“覚醒”していく姿におおいに期待したい。

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  • 10月スタートのアニメ『HUNTER×HUNTER』(日本テレビ系)で初の“親子共演”を果たす声優の潘恵子(右)・めぐみ親子 (C)ORICON DD inc.
  • アニメ『HUNTER×HUNTER』より (C)POT(冨樫義博)1998年-2011年 (C)VAP・日本テレビ・ 集英社・マッドハウス
  • (C)POT(冨樫義博)1998年-2011年 (C)VAP・日本テレビ・ 集英社・マッドハウス

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