女子サッカー日本代表・なでしこジャパンの丸山桂里奈選手（28）が8日、東京・英国大使館で行われた『BBC EARTH presents ワンライフ・プロジェクト発足記念会見』に出席した。ネイチャードキュメンタリー映画『ライフ −いのちをつなぐ物語−』から生まれたプロジェクト。丸山選手は映画イベント初体験にも関わらず、「映画を観てチーターに似ていると思った。（佐々木則夫）監督は象かな！　映画でも象の家族愛が描かれていて、今回のW杯で私たちをまとめている姿と重なった」と的確なコメントで笑顔を見せた。

　映画は、撮影日数のべ3000日、総製作費35億円をかけて動物たちのひた向きにまっすぐに生きる姿を、ありのままに映し出すBBC（英国放送協会）史上最大のネイチャードキュメンタリー作品。『ワンライフ・プロジェクト』は、発起人の英国のファッションデザイナー、キム・ジョーンズ氏がデザインしたオフィシャルTシャツ1枚につき1冊のノートブックが東日本大震災で被災した地域の子供たちに贈られるというもの。

　サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督、F1ドライバーの小林可夢偉、英ミュージシャン、リリー・アレンなどが、同プロジェクトのサポーターとして賛同している。丸山選手も「私もその中の一人になれたらと」と趣旨に賛同し、映画から学んだ「一人ではなく、みんなのチームワークで向かっていく大切さ」を、次の目標であるロンドン五輪への意欲に変えていた。

　なおチームメイトのキャプテン・澤穂希選手に似ている動物には「イルカで！　見た目は優しいけど、内面はすごい獲物を狙う闘争心があるので、そこが近いと思います」と話していた。会見にはジョーンズ氏と親交のあるm-floのVERBALも出席した。

【動画】映画『ライフ ―いのちをつなぐ物語―\』予告編⇒


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