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岩田剛典、主演の使命語る 「AKIRAさんたちが通った道を必死に走る」

 今年4月クールの日本テレビ系ドラマ『崖っぷちホテル!』では主演を務め、俳優としても目覚ましい活躍をするEXILE/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのメンバーの岩田剛典。主演映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』では、事故にあい車イス生活を余儀なくされる鮎川樹役を熱演。順調な活動を続けるなか、パフォーマーとしての役目や「自分の芝居もまだまだ未熟」という俳優業への思いを語った。

新鮮な気持ちで取り組めた作品

──岩田さんにとってラブストーリーは久しぶりなのではないでしょうか。
岩田 はい、こうしたストレートな純愛ものは映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)以来です。なぜだか、ラブストーリーを多く演ってるイメージがあるみたいなんですが。

──やはり初主演を飾った映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が鮮烈でしたから。本作も「植物図鑑」のスタッフが再結集したそうですね。
岩田 そうなんです。映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』のクランクアップのときに、プロデューサーの方に「ぜひまた一緒にやりましょう」とお話いただいていて。まさかこんなに早く実現するとは思わなかったので、うれしかったですね。ラブストーリーも久しぶりだったので、新鮮な気持ちで取り組めました。ただ今回は恋愛よりもまず、障がいに向き合うことを自分のなかの軸としていました。

──演じられた樹は大学時代に事故に遭い、車イス生活となる役どころです。
岩田 本編ではすでに車イスにも慣れた日常がメインで描かれるので、クランクインの1ヶ月前から車イスの練習をしました。とにかく実際に車イスで生活されている方がご覧になって違和感があるものになっていてはいけないと、そこが役作りの起点となりましたね。実際に車イスに乗ってみると、日常生活のなかでどこまでバリアフリーが進んでいるかに関する気づきも多くて、撮影前からこの役をいただけて本当によかったと感じることが多かったです。

──車イスを練習するなかで、樹の笑顔の裏に隠された苦悩や葛藤が理解できた部分もあったのでしょうか。
岩田 そうですね。どんなに車イスに慣れても、やはり手助けが必要な場面は多いんです。だからこそ樹は必要以上に人に頼ってはいけないと考えるようになった。建築士としての成功に必死になるのも、一生ひとりで生きていくという覚悟ゆえなんだと思います。

──切ないですね。気さくで明るくて、誰とでもいい関係を築ける好青年だけに──。
岩田 それが本来の樹だとは思うんですが、恋愛となるとまた話は違って、相手のことを思えば思うほど、自分が彼女の人生の足手まといになるのが怖くなる。そんな樹の葛藤も含めて、車イスに気づかせてもらったことは多かったですね。

パフォーマーと俳優、どちらも現在の自分を形成する欠かせないもの

──そんな樹の頑なな心を溶かすのが、杉咲花さん演じるつぐみです。杉咲さんとの現場はいかがでしたか?
岩田 最初の頃は緊張していたみたいですが、基本的に現場では2人でいることが多かったので自然に打ち解けていきましたね。時間の経過とともに距離が縮まっていく感じが樹とつぐみの関係性にも近くて、芝居の面でもすごく助かっていました。

──高校時代のシーンでは制服姿も披露されていますが、20代最後の制服はいかがでしたか?
岩田 いや、コメントは勘弁してください(笑)。ただクランクイン前には車イスバスケの練習もしてたので上半身がかなりゴツくなって、ブレザーもパツッとしてしまいました。ドラマ『崖っぷちホテル!』でだいぶ落として、今はツアーのためにまた筋肉を付けたので、去年から今年にかけてはけっこう体型変化がありましたね。

──今年は連ドラの主演も務められ、俳優業もますます充実しています。一方でEXILEの3年ぶりのツアーも開幕しました。ご自身のなかで俳優/アーティストの二足のわらじをどのように捉えていますか?
岩田 具体的なスキルとしてそれぞれの仕事に作用した場面は、今のところないんです。これまでダンサーの役を演じたことはないですし、ダンスと芝居はまったく別の表現だと感じているので。ただ、どちらも現在の自分を形成している欠かせないもので、だから2つの職業を持っているという感覚ですね。

社長や副社長に数年後のビジョンをプレゼン、目標を達成

──パフォーマーを志望してこの世界に入っただけに、ダンスに集中できないもどかしさを感じた時期はなかったですか?
岩田 それはないですね。最初の頃は、芝居の現場のためにリハーサルを欠席してしまうことを申し訳なく思ったこともありました。だけど俳優専業の方とちょっと違うところは、僕が作品に出るのはグループを世に知ってもらうためでもあるんです。それはほかのメンバーも同じで、個々が外部で頑張ることが間違いなくグループにフィードバックしようという思いは全員共通しています。

──近年は主演を張ることも増えましたが、作品のセンターを担うことで、俳優業への思いの変化はありましたか?
岩田 芝居云々を超えて、作品にまつわるあらゆる面に責任を持つのが主演の使命だということを、ひしひしと感じています。自分の芝居もまだまだ未熟なんですけど、それでも作品に関わる多くのプロフェッショナルが僕に賭けてチャンスをくれた以上は、その使命を果たさなくてはいけない。それはすごく重たいことだけど、AKIRAさんやMATSUさん、MAKIDAIさんたちが通ってきたその道を、今は必死に走っている感じです。社長、副社長、専務に向けて数年後の自分のビジョンをプレゼンすることが多々あり、一昨年は「連ドラ主演」という目標を掲げていたんです。20代のうちにそれを達成できたのは、自分のなかで大きな意味があることでした。

──20代最後の1年もカウントダウンに入りましたが、30代、40代の仕事のあり方をどのようにイメージされていますか?
岩田 パフォーマーというのはアスリートに近くて、体力的に勇退するタイミングは必ず訪れます。一方で俳優は一生かけても到達できない仕事だとおっしゃる先輩も多い。そういう意味でも、さっき言ったようにぜんぜん違う職業なんです。ただ、まだ2時間ぶっ通しで踊れるので、“その日”を意識するのは当分先のことになりそうです。

(文/児玉澄子 写真/草刈雅之 場面写真/(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会 )

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』

インテリアコーディネーターの川奈つぐみ(杉咲花)は、高校時代の初恋の先輩・鮎川樹(岩田剛典)に久しぶりに再会する。しかし彼は、大学生の時に事故にあい、車イスに乗る生活を送っていた。最初は戸惑うつぐみだったが、建築士として前向きに生きる樹とふれあう中、彼への想いを再びつのらせていく。【私は――先輩が好きなんだ、今でも】そんなつぐみの、ひたむきでまっすぐな想いに、「一生、ひとりで生きていくって決めたんだ」とかたくなだった樹も心を開いていく。一緒にいる幸せをみつけた2人だったが、やがてある事件が起き…。大切な人と出会い、いくつもの壁を乗り越えながら、絆を深めていく2人がたどりついた結末とは…。

【出演】岩田剛典/杉咲花/須賀健太/芦名星/マギー/大政絢/伊藤かずえ/小市慢太郎/財前直見
【原作】有賀リエ『パーフェクトワールド』(講談社『Kiss』連載)
【監督】柴山健次
【脚本】鹿目けい子
【音楽】羽毛田丈史 主題歌:E-girls「Perfect World」(rhythm zone)
【配給】松竹 LDH PICTURES 制作プロダクション:ホリプロ
(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』オフィシャルサイト(外部サイト)

提供元: コンフィデンス

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