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波瑠、『サバ婚』で光った“巻き込まれ型女子”像

  • 『サバイバル・ウェディング』で日テレ系連ドラ初主演を務める波瑠 (C)ORICON NewS inc.

    『サバイバル・ウェディング』で日テレ系連ドラ初主演を務める波瑠 (C)ORICON NewS inc.

 波瑠主演のドラマ『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系/土曜22時〜)が9月22日に最終回を迎える。波瑠にとっては、NHKの連続テレビ小説『あさが来た』で初主演を果たして以降、これが5本目の主演作品。しかも、初のコメディドラマ主演ということで、その成り行きが注目されたが、最終回を前に視聴者からは、彼女の過去作を上回る満足度を獲得している。
仕事か結婚か? 主人公・さやかの選択に注目が集まる最終回

 週刊エンタテインメントビジネス誌が視聴者を対象に実施するドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の『サバイバル・ウェディング』に関する評価は、最終回を残す第9話の段階で累積平均68.2Pt(100Pt満点)。その内、主演・波瑠に対する評価はというと、20Pt満点中13.0Ptで、まずまずの成果を収めている。

 同作は、波瑠演じる黒木さやかが30歳を目前に、勤めていた出版社を寿退社するところから物語がスタートした。みんなから祝福され幸せいっぱいのその夜、婚約者(風間俊介)の裏切りが発覚し婚約破棄。辞めたはずの会社に再就職を申し出、人気女性ライフスタイル誌『riz』の敏腕編集長(伊勢谷友介)から、思いもよらなかった救いの手が差し伸べられるまではよかったのだが、風貌からして奇天烈な編集長から出されたのが、「婚活コラムの連載と、半年以内に結婚しなければ解雇」という業務命令。

 さやかは編集長が説く、有名ブランドのマーケティング戦略をベースにした、恋愛テクニックの実践を強いられることに。しかも、そのアドバイスが功を奏したのか、誰もが認める“優良物件”、大手広告代理店勤務の祐一(吉沢亮)と知り合い、ついに結婚を申し込まれ……というストーリー。最終回で、仕事か結婚か、さやかの選択に注目が集まっている。

「オリコンドラマバリュー」における主演・波瑠の評価は、『あさが来た』を除いて20Pt満点中11Pt台が多い。言うなれば“及第点”レベル。「異常犯罪の捜査に全力で当たる刑事」(『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』/16年7月期』)、「偶然再会した元カレとの不倫に走る人妻」(『あなたのことはそれほど』/17年4月期)、「無鉄砲な方法で事件の解決に挑む、熱血肉体派刑事」(『未解決の女 警視庁文書捜査官』/18年4月期)といった、タイプの異なるキャラクターを演じ分けてきたが、「まだまだ彼女にピッタリの役があるのではないか」という消化不良感が、及第点レベルの点数で示された視聴者の気持ちではないだろうか。

波瑠主演ドラマの「ドラマバリュー」ポイント

意外(!?)にコメディが似合う波瑠

 しかし、そんな彼女にとって『サバ婚』は、彼女に新たなイメージを加えたのではないか――そんなことを思わせるコメントが、ドラマバリュー回答者から多く寄せられている。

「波留さん、こういう役もいいですね」(千葉県/50代女性)、「波瑠さんの今までのイメージと違う役で好きになった」(神奈川県/10代男性)、「波瑠さんがあまり幸せになれない女を演じていて面白いなぁと思いながら観ています」(群馬県/20代女性)、「波瑠さんが良い。素直さが映像に良く出ている」(神奈川県/50代男性)

 ここで語られている“波瑠の新しいイメージ”とは、「意外にコメディが似合う」ということなのだろう。『ON〜』におけるクールな刑事、『あなそれ』のモテる美人妻は、彼女のルックスから言って想定の範囲内。『未解決の女〜』の熱血刑事は、チャレンジではあったが、熱血刑事と言うのは少々線が細い印象が残った。それに比べて『サバ婚』のさやかは、キュートで穏やかな女性でありながら、いさという時は頑張ってしまう真面目さが、コメディのなかでうまく活かされていた。そしてもう1つ、『サバ婚』が明らかにした波瑠の魅力が、“巻き込まれ型女子が似合う”ということだ。

「結婚相手を見つけてやる」というニンジンに惑わされ、実は編集長が思う、“理想の女性”になるために振り回される今回のアラサー女子のように、「自分からは積極的に行動を起こさないのだけれど、いつも周りに振り回される」役は、毒親(斉藤由貴)の愛情の渦に巻き込まれていく演技で、主役満足度13.8Pt(20Pt満点)を獲得した『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)にもつながる。

 周りに巻き込まれる役は、不幸で健気な女性にも見えるし、逆にコミカルで愛らしくも見える。『サバ婚』は明らかに後者。見た目の美しさや華やかさで見過ごされがちだが、これまで説明してきたように、実はいろいろなタイプを演じ分ける“チャレンジ精神”を持っているのが、波瑠という女優の魅力。そうした芯の強さを表に出さず、しなやかな女性を演じられる彼女は、コメディという武器を得てさらに大きく飛躍する予感が漂う。まずは『サバ婚』最終回で、そんな彼女の今後に夢を膨らませてみたい。

オリコンドラマバリューとは

オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。

提供元: コンフィデンス

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