いと おもしろし!
急速にラインナップを充実させつつある、メルセデスのハイパフォーマンスブランドAMG。その中核を占める2台のスーパーセダン「C63 S」「E63 S 4MATIC+」にサーキットでむちをあて、日常走行ではわからない実力に触れた。
ラインナップに隔世の感
「このクルマの性能を十分に引き出すには、サーキットに持ち込むしかない」 そんな自動車メディアの決まり文句が最も似合うブランドのひとつが、AMGだ。
例えば「Cクラス」のAMG版たる「メルセデスAMG C43 4MATIC」だと、ノーマルの「C180」が1.6リッター直4ターボで156psのところ、3リッターV6ツインターボを押し込んで最高出力390ps(!)をたたき出す。これでもAMGラインナップの中では、ベーシックの部類である。
AMGのラインナップがそろったメルセデスのウェブサイトを確認すると、いまや55ものモデル/グレードがズラリと並んでいて、圧倒される。なぜか「アーマーゲー」と呼ばれて、どこかうさんくさいイメージを抱かれていた(!?)時代は昭和とともに過ぎ去って、平成を経た令和の今は、すっかりオーソライズされた(ほぼ)フルラインナップブランドとなっている。
FFベースのメルセデスAMGとしては、一種のスペシャルティーたる「CLA」に「45 4MATIC」が用意され、381psという強心臓の2リッターターボを搭載する。前輪駆動でこのアウトプットを吸収するのは無理と見て、駆動方式には名前の通り4WDが採用された。
Cクラス以上のAMG車には、まだ後輪駆動モデルも残されるが、今後、順次4WD化されるはずだ。「FRの方がコントロールのしがいあって……」と腕をさすっていた時代は、ことAMGに関しては、終わりつつある。...