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人手不足が深刻な介護業界、「外国人頼み」が加速

日本語テスト緩和、永住の道も

介護分野の人手不足を解消するため、国は外国人頼みを加速させている。海外からの介護職技能実習生が長期滞在できるように、より「現実的な」介護に特化した日本語能力の資格試験を新たに設けることにした。

実習性は母国で日本語テスト「N4」の資格を取得するのが入国条件。来日して1年後にはより上位の「N3」の試験に合格しなければならない。N4とは「ややゆっくりの会話ならほぼ理解できる」段階で、N3は「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解できる」レベルである。N3に受かれば、最長5年間は日本で働き続けられる。

介護や建設、農業など77職種にわたる技能実習生は25万7000人に達している。介護の実習生に限って設けられる「介護職にふさわしい」テストは、難しい漢字の筆記を減らして、介護現場でのコミュニケーション能力に重点を置いた方式とする。実質的にハードルを下げることになり、より多くの実習生が長期間就労できるようになりそうだ。これまで通りにN3の取得を選んでもいい。

滞在期間が長ければ介護福祉士の受験機会も増える。介護福祉士に合格すれば、実習生の枠から外れて日本で働き続けられる。技能実習制度に介護職が採用されたのは昨年11月。わずかの間に法改正が相次いでなされて永住への道も開かれ、そのために日本語テストも緩和する。

特例の三段跳びにさらにもう一段のジャンプが加わった。こうした「裏口入学」の拡大が外国人就労の姿を歪め、ますますいびつな形態を膨張させそうだ。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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