ひとつの到達点
2017年のデビュー以来、超ド級の走行性能を持つ“スーパーSUV”として、SUVブームの中を駆け抜けてきた「ランボルギーニ・ウルス」。その進化型である「ウルスSEペルフォルマンテ」の仕上がりを、イタリア南部のテストコースからリポートする。
もはやハイパーSUV
“ペルフォルマンテ”とはパフォーマンスのイタリア語。ランボルギーニのラインナップにおいては非12気筒モデルの高性能版に与えられる、人気のサブネームだ。過去には「ガヤルド スパイダー ペルフォルマンテ」「ウラカン ペルフォルマンテ」、そして「ウルス ペルフォルマンテ」が存在した。
この7月、ペルフォルマンテファミリーに新たなモデルが加わった。ウルスSEペルフォルマンテだ。ウルスSEといえば、並みいるスーパーSUVたちを数字で圧倒するウルスの現行モデルである。「ウルスS」のプラグインハイブリッド版であり、そのパワートレインスペックはすでに800PSの大台に到達していた。そのさらに高性能版、というわけだ。
システム総合の最高出力は問答無用の812PS。システム最大トルクに至っては、モンスターマシンの称号ともいえる1000N・mを誇る。パワートレインそのものはポルシェやベントレーといったフォルクスワーゲン グループの高性能ブランドにも搭載されるEA825型V8ツインターボエンジン+電動モーターのプラグインハイブリッドだが、なかでもウルスSEおよびウルスSEペルフォルマンテ用には最高スペックのシステムが用意されているのだ。
それゆえすでにウルスSEであっても文句なしのパフォーマンスを発揮し、速いモデルになじんだランボカスタマーを大いに満足させていたのだが、ペルフォルマンテはそんなSEをスペックで上回るうえ、軽量化や空力性能の向上にも挑んでいる。...