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【謎の美女】源平合戦の「最強の女武者・巴御前」とは何者か?


学校の授業で学ぶ歴史には、偉人たちの輝かしい功績や「すごい」エピソードが数多く登場します。しかし、どんな人物にもそれだけでは語れない一面があります。歴史をひもとくと、「すごい」人の中にも、思わず目を疑うような「やばい」行動や選択が、数多く記録されているのです。
そんな「すごい」と「やばい」の両面から、日本史の人物のリアルな姿に迫るのが『東大教授がおしえる 超!やばい日本史』。今回取り上げるのは、源平合戦で敵を震え上がらせたといわれる女武者・巴御前です。(構成:ダイヤモンド社書籍編集局・三浦岳)

源平合戦で活躍した「女武者」

平安時代末期、源氏と平氏が激しく争った源平合戦。

その戦場で異彩を放ったとされているのが、源義仲に仕えた女武者・巴御前(ともえごぜん)だ。

美貌と武勇を兼ね備えた存在として語られ、その強さは「一人で千人を圧倒する」ほどだったとも伝えられる。

当時、戦場は男の世界だった。そうした中で巴御前は、単なる従者ではなく、前線で戦った存在として『平家物語』などに描かれている。馬を駆り、敵陣に切り込み、武功を挙げたとされるその姿は、敵味方の双方に強い印象を残したと考えられる。

巴御前のすさまじい戦いぶり

主君・源義仲との関係もまた、巴御前を語るうえで欠かせない要素だ。幼い頃から仕え、特別な信頼関係にあったともいわれるが、その実態についてははっきりしない部分も多い。

その義仲の運命が大きく揺らぐことで、巴御前の立場もまた変わっていく。義仲は平氏を破って都へ進出したのち、後白河法皇に疎まれ、源頼朝・義経らに追われる立場へと転じた。

そして迎えた最期の戦い。ここで巴御前は戦場を離れるよう命じられたとされる。この判断は、戦力的な問題というよりも、当時の価値観を反映したものだったとも解釈できる。

『東大教授がおしえる 超!やばい日本史』では、巴御前の胸の内を、次のように描いている。

戦場を去るように言われたにもかかわらず、敵の首をへし折るほどの激しい闘いぶりを示したという。

巴御前のその後の消息は明らかではない。だからこそ彼女は、史実と物語のあいだに位置する存在として、いまなお語り継がれている。

(本原稿は『東大教授がおしえる 超!やばい日本史』に関連した書き下ろし記事です)

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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