「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「天気に合った服を選ぼう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
小学校から下着姿で帰宅
「なんでこんな格好で帰ってきたの!」
小学1年生のとき、家に帰るなり母に叱られた。
5月になり、だんだん暑くなってきた頃、私は長袖のシャツを着て学校に行った。
だが帰り道、「暑すぎる……」と思い、その場でそのシャツを脱いでしまった。
そしてそのまま、下に来ていた半袖の下着姿で帰宅したのだ。
白いTシャツだったので、自分としては「別に問題ない」と思っていた。
だが母は、そうは思わなかった。
「それは“下着”。外で見せるものじゃないの」
そのとき初めて、服は「自分がどう思うか」ではなく、
「どう見られるか」まで含めて考えるものなのだと気づいた。
これは、身だしなみの話に見えて、実は他者への配慮の話だ。
大人でも、季節やTPOに合った服装ができていない人もいる。
そしてその一瞬で、「あの人はちゃんとしていないのかも」という印象になってしまう。
天気に合った服装を選ぼう
小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「てんきにあったふくをえらぼう」という項目がある。
さらに「おうちの方へ」には、このようなことが書かれている。
つまり、身だしなみとは「決まったルールがあるもの」ではない。
状況に応じて、周囲に配慮できる選択をすることだ。
小学1年生の頃の私にアドバイスするなら、
「暑くなりそうなら、Tシャツの上に着られるパーカーを用意しておこう」と伝えたい。
「季節に合った服装を選ぶ」というのは、難しい。だからこそ、子どものうちから、親子で一緒に服を選ぶ機会を増やせると良いだろう。