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なぜXは常に炎上しているのか?「人の悪意」ではない根本的要因とは


友人とだけつながるLINEと、見知らぬ他者の意見が流れ込んでくるX(旧Twitter)は、同じく「SNS」と呼ばれていながら、実体は全く別物と言える。この特殊なサービスであるXについて考えることで、これまで混沌としていた「ネットの炎上問題」の構造が見えてくる。Xが持つ「世界をあまねく接続する能力」を悪用する者たちを追う。※本稿は、岡嶋裕史『子どものSNS禁止より、大人のX規制が必要な理由』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

Xは友とつながるサービスなのに
なぜ炎上問題が頻発するのか?

SNSの本質は閉鎖空間であり、そのサービスの核心は、仲良ししかいない閉じたコミュニティを作ることです。なのに、SNSに由来した炎上は頻発しています。なぜ、このような矛盾が生じるのでしょうか?

それは「SNSでないサービスをSNSと呼んでいるから」だと私は考えています。SNSではないのに、SNSと呼ばれているサービスの典型例はXです。

Xは招待によって入れてもらう会員制サービスではありません。身内でないしょ話ができるサービスでもありません。黎明(れいめい)期からサービスが拡大していくなかで、そうしたSNS的機能も内包してきましたが、それよりもフィルターバブルが作る殻を軽々とぶち抜く機能が強力すぎて、SNSの定義を満たす水準にはありません。

ツイッターとして登場したときには、「伝播ネットワーク」「コミュニケーションネットワーク」を掲げていて、彼ら自身が自分たちはSNSではないと言っていました。

SNSの重要な要素に、内と外に境界線を引いて、内部だけの言説空間を作れることがあります。Xもそのような囲い込み機能を持っていて、これらを視野に入れて観測するとSNSに見えます。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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