「ウエストゴムが楽。でも、このままでいいのかな」
「ぽっこりお腹でニットワンピースが苦手。でも本当は着てみたい」
そんな“大人世代のお腹まわり問題”に向き合うのが、ボディメイク動画が累計1億回再生を超える人気ヨガ講師・tsukiさんのメソッド「くびれヨガ」。
深い呼吸をベースに、筋肉だけでなく骨格から整えるアプローチが支持されています。
今回は、新刊『くびれヨガ』から、お腹太りの原因がわかる「1秒セルフチェック」と、内側から整える「くびれるワーク」を教えていただきました。
構成:依田則子 写真:榊智朗
くびれゼロの人は「肋骨が開いている」
――お腹まわりがやせない、くびれゼロ。そんな人は、何から始めればいいでしょうか?
tsuki:ウエストが太めで、くびれができにくい方は、肋骨(ろっこつ)が開いている傾向があります。私自身もそうでした。
肋骨が横に広がっていると、
・お腹、腰まわりに脂肪がつきやすい
・お腹全体が前に出やすい
・ウエストの境目がぼやける
という状態になりやすいんです。
Q.肋骨の開きはどれくらい?
まずは、ご自身の「肋骨の角度」をチェックしてみましょう。
スマホと鏡があれば、1秒でできます。
原因がはっきりすると、対策も見えてきます。
【チェック方法】
1.スマホ、またはノートや本の角など、90度の角があるものを用意
2.鏡の前に立ち、その角をみぞおちにあてる
3.肋骨下の出っぱりに沿わせ、角度を確認
※わかりにくい場合は、みぞおちにペン2本を八の字に当てて角度を見る
【結果】
■60〜90度
理想的な角度。くびれができやすい状態です。
体がしなやかで、筋肉のバランスも良好。
横隔膜がスムーズに動き、インナーマッスルも自然に動かしやすい状態です。
■90度以上
肋骨が開きすぎ。くびれができにくいタイプです。
姿勢のくずれや体の硬さにより、筋肉のバランスが乱れがち。とくに腹斜筋がうまく使えていません。反り腰の方に多い傾向です。
腹筋は逆効果。お腹が四角くなる落とし穴
――肋骨の開きは、腹筋運動で調整できますか?
tsuki:いえ、大切なのは、“鍛える前に、ほぐして整える”という順番です。
多くの人がやりがちなのは、
@ いきなり腹筋をする
A 回数を増やす
B 強度を上げる
という流れ。
でも、肋骨が開いたまま、姿勢が崩れたまま鍛えてしまうと、表面だけが硬くなり、かえって“四角いお腹”になりやすいのです。
「整える→鍛える」が最短ルート
私が伝えているのは、次の順番です。
@ 肋骨(筋肉や筋膜)をほぐして整える
A 呼吸でインナーマッスルを目覚めさせる
B そのうえで必要な筋肉を使う
つまり、土台 → コア → アウター。
家づくりにたとえるなら、基礎工事をせずに壁だけ塗っても、美しくは仕上がりません。
体も同じ。まずは“土台”から整えることが、遠回りのようでいちばんの近道です。
私はこの順番で実践するほど、メリハリのある体型に変化していきました。
くびれやすい肋骨に整える「肋骨締め呼吸法」
――書籍『くびれヨガ』から、肋骨を整えるワークを教えてください。
tsuki:くびれヨガの基本ワーク「肋骨締め呼吸法」がおすすめです。
ポイントは、細く、長く、吐ききること。
吐ききると、広がった肋骨が内側に戻り、お腹のコアの筋肉が自然にスイッチオンします。
すると、
・ウエストが引き締まる
・背中がすっきりする
・ヒップラインも上がる
と、連動して変化が起こります。
やり方は、画像を参考にぜひ試してみてください
(※画像は書籍『くびれヨガ』より)。
◎くびれる肋骨締め呼吸法
【手順1】
◆肋骨に両手を添える。360度ふくらませるイメージで、鼻から3秒吸う
【手順2】
◆口から6秒かけて、肋骨を締めるように吐ききる。これを8回繰り返す(約1分)
POINT:肩や首に力を入れない
このほか、新刊『くびれヨガ』では、
・スキマ時間でできる呼吸法
・くびれと美姿勢を同時につくる20分ショートレッスン
・お腹やせの最短ルート
を、動画付きで紹介しています。
体型は、才能ではなく習慣。がんばりすぎず、自分の体と向き合うきっかけになればうれしいです。