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1万人を見てわかった「推薦入試で受かる子」の決定的な10の特徴


AIが台頭し、社会の変化はますます激しくなっている。そんななか、昔のような「テストでいい点数を取れる人」よりも、「課題を見つけ、解決し、社会のなかで生き抜いていける人」のほうが、高く評価されるようになってきた。この社会の変化が、わかりやすい形で反映されているのが「大学入試」だ。
推薦入試専門塾リザプロ代表の孫辰洋氏は、『12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた』のなかで、「合格にたどり着いた生徒には『点数では測れないが大学や社会で高く評価される資質』が共通している」と語る。本書の内容をもとに、その資質の一つである「巻き込み力」について解説する。(文/神代裕子、ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)

評価軸が大きく変わりつつある大学入試

受験を終えて久しい筆者はよく知らなかったのだが、現代の大学受験はかつての偏差値や点数を主体としたものから大きく変わっているそうだ。

学力のみを問う一般入試の割合は減少し、総合型選抜(旧AO入試)などを含めた「年内入試」と呼ばれる入試形態が、全体の半分以上を占めている。

この流れは一部の私立大学だけでなく、国公立大学でも同様だ。

なかには、将来的に総合型選抜の割合を100%にすると宣言している大学もあるという。難関国立大の推薦・推薦型選抜でも同様の傾向にあるのだから驚きだ。

この新しい入試では、単なる学力だけではなく、高校時代の探究活動や課外活動が評価される。

問われているのは「自分で課題を見つけ、解決しようと試みた、その過程や姿勢」であり、「自分の意見を言えるか」「経験を言語化できるか」といった点が重視されているのだ。

つまり、親も昔のように、子どもに対して「勉強しなさい!」と言っていればいい時代は終わったと言える。

現代の社会で求められる「10の力」

しかし、子どもを「自分の力で課題を見つけ、解決し、社会のなかで生き抜いていける人」に育てるには、どのような力を身につけさせて、どういった教育や声かけをすればいいのだろうか。

孫氏は、1万件以上の志望理由書と推薦入試の面接を分析した結果、「志望する大学を見つけ、合格にたどり着いた生徒には『点数では測れないが大学や社会で高く評価される資質』が共通していることがわかった」と語る。

その共通項を整理すると、次の「10の力」に集約されるという。

これらはどれか一つだけ突出していればいいものではなく、すべて完全に備えていなければならないものでもない。「組み合わせによりその人らしさを形づくるもの」と孫氏は語る。

今回は、この10の力のなかから「巻き込みマインド」について解説したい。

「一人の天才」では生き残れない時代の必須スキル

孫氏の語る「巻き込みマインド」とは、何かを成し遂げようとするときに、「すべてを自分一人で抱え込むのではなく、周囲と協働して進めようとする姿勢」のことだ。

なぜ、この巻き込みマインドが必要なのか。それは、「一人の天才がすべてを解決する時代ではなくなったから」と孫氏は語る。

確かに、一部の優秀な人に頼った結果、属人化が進んだことが問題に上がるようになったし、カリスマ経営者はいまだにいるものの、その人に黙ってついていくような時代ではなくなっている。

今は、異なる意見や力を持った人たちがつながり合い、共に課題を乗り越えていく姿勢が求められているのだ。

自立とは「一人で抱え込むこと」ではない

筆者はフリーランスのライターだが、いわゆる脱サラをして個人事業主になったことで、「自分のマンパワーが稼ぎの限界」ということをひしひしと感じている。

もちろん、誰かを雇用して大きな仕事を受けることもできる。しかし、それには考え方の違う誰かと協力して仕事を進める面倒くささが伴う。

会社で中間管理職として働いた経験もある分、それがどれだけ面倒で労力がかかるかも痛いほどわかっているから、ためらわれるのだ。

しかし、人を巻き込み、一緒になって大きな目標に向かっていくほうが充実感もあるし、成果も大きいことはよくわかっている。

だからこそ、「巻き込みマインドが必要だ」と孫氏が語るのも納得だ。

知っておきたい「巻き込みマインド」の育て方

孫氏は、巻き込みマインドを育てるために、次の4つの経験や育て方を推奨する。

確かに、子どもの頃から親にこういった声かけをされたり、経験をさせてもらっていたりしたら、誰かと協力して物事を成し遂げることに対して、ポジティブに捉えられるようになるだろう。

一方で、「人に迷惑をかけてはいけません」と言われ続けたら、つい抱え込んで自分でなんとかしようとする大人になってしまうのも想像に難くない。

自分一人では叶えられない大きな夢を、誰かと一緒に成し遂げることができたら、どんなに素敵な人生だろうか。

もちろん、子どもの性格などにもよると思うが、可能であればぜひ巻き込みマインドを育ててあげてほしいものだ。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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