2万人をみてきた組織開発コンサルタント・勅使川原真衣氏の著書『組織の違和感 結局、リーダーは何を変えればいいのか?』がついに刊行。坂井風太氏も「革新性がある」と絶賛した同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
「あなたって◯◯だよね」
「控えめだよね。リーダーについていくタイプでしょ?」
「おっとりしていていいよね。全然怒らなそう」
「真面目だから、○○とか興味ないよね」
昔勤めていた職場で、よくそんなことを言われた。
「ん? 私ってそんなだろうか?」と思うことはあるが、いちいち反応するのも面倒なので「そう見えますか?ははは…」と流すことも多かったように思う。
よく言われるということは、そうなのかなという気もしてくる。
「あなたって◯◯だよね」は、本当なんだろうか?
違和感は、自分自身を知るきっかけになる
組織開発コンサルタントの勅使川原真衣氏は、『組織の違和感』(ダイヤモンド社)の中でこう言っている。
私は「愚直に相手のために尽くしてきた」とまでは言えないが、周囲の期待に応えようという気持ちは強かった。
「あなたって、こういう人だよね」と言われると、そう期待されているのだと感じてしまうところがある。そして、期待に応えようとしているうちに、自分でも「私はこういう人なのかも」と思ったりする。
でも、人に言われたことに「ん?」と違和感をおぼえるなら、本当はそこをちゃんと掘ってみたほうがいいのかもしれない。
『組織の違和感』(ダイヤモンド社)にはこう書かれている。
確かに、「あなたってこうだよね」が自分の大切なこととずれていたら、苛立つだろう。
勝手に決めつけるな! と言いたくなる。
裏返せば、「あなたってこうだよね」と言われたときに反発したくなったら、そこには大切な価値観が隠れているというわけだ。
違和感が自分自身を知るチャンスになるのである。
本書は、違和感を手がかりにして組織を良くするための方法が書かれているが、まずは「自分自身を知る」というのが面白い。自分を知ってから、相手を知り、そのうえで「組み合わせ」を考える。そうすることで、一人ひとりの持ち味をいかした、いい組織を作っていくことができる。
自分の本音がわからなくなっているかも……という人は、違和感に着目してみてほしい。
(本稿は、『組織の違和感 結局、リーダーは何を変えればいいのか?』の発売を記念したオリジナル記事です)