頼もしい相棒
冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。
TDIもお忘れなく!
2025年のフォルクスワーゲンの話題といえば、電動ミニバン「ID. Buzz」が上陸し、注目を集めたことだろう。日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポートカー部門でも賞を獲得し、フォルクスワーゲン ジャパン(VWJ)としてはBEV(電気自動車)を拡販していくうえで幸先のいいスタートを切った。とはいえ、当面はエンジン車が主役であることに変わりはなく、「TDI(直噴ディーゼルターボ)もお忘れなく!」という気持ちを込めて、VWJでは、九州の宮崎市にTDIエンジン搭載車を集め、メディア向け試乗会を開催したのだ。
現在、日本で販売されているフォルクスワーゲンのTDI搭載モデルは、「ゴルフ」「ゴルフヴァリアント」「Tロック」「パサート」「ティグアン」の5つで、そのなかから、webCGで未リポートのTロックをほぼ半日借りて、いつもと違う環境で試すことにした。
Tロックは、ゴルフクラスのSUVで、デビューしたのは2017年のこと。日本には少し遅れて2020年に導入され、2022年にはマイナーチェンジ版が発売されている。導入当初から2.0 TDI、すなわち、2リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボを搭載するグレードが用意されており、デュアルクラッチギアボックスの7段DSGを介して前輪を駆動。そして、2025年1月、4WD仕様に切り替わるのと同時に、2.0 TDIが最新世代に進化している。
今回試乗したのは、スポーティーな内外装が魅力の「Rライン」に、エクステリアとインテリアの各部をブラックで仕立てた「ブラックスタイル」を組み合わせた「TロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル」である。...