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頭がいい人は「マルチタスク」をしない。その理由を知ったら、もう元の自分には戻れない


スマホ、ネット、SNS……気が散るものだらけの世界で「本当にやりたいこと」を実現するには? タスクからタスクへと次々と飛び回っては結局何もできない毎日をやめて、「一度に1つの作業」を徹底する「一点集中」の世界へ。18言語で話題の世界的ロングセラーの新装版『一点集中術――限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』より、特別に一部を紹介する。

集中力も生産性も低くなる

頭のなかで1本のスレッドを立ててはまた回収するという行為を繰り返していると、脳が疲弊し、1つの作業に没頭しているときよりミスを犯しやすくなる。気が散ると、脳は情報を効率よく処理し、保管することができなくなる。

タスク・スイッチングは集中力の敵なのだ〔訳注:「タスク・スイッチング」とは、マルチタスクの実態を指す言葉。マルチタスクをしていると思っている人は、同時に作業をおこなっているのではなく、実際にはタスクからタスクへのスイッチを繰り返している〕。

マルチタスカーは集中力が低いうえ、生産性も低いことがわかっている(※1)。(中略)

記憶力も理解力も低下する

「若い世代はマルチタスクが得意なんでしょ?」という質問をよく受ける。

はたしてハイテク社会で育った世代には、同時に複数のことをこなす能力が自然と身についているのだろうか?

いや、そんなことはない。グーグルの元CIO(最高情報責任者)のダグラス・メリルは「おとなより子どものほうがマルチタスクを得意とするのは、周知の事実だ。とはいえ、一つ問題がある。その周知の事実が間違っていることだ」と述べている(※2)。

高校生と大学生の記憶量の限界は、成人と同程度である。ゆえにタスクの切り替えばかりしていると、年齢にかかわらず、記憶力も理解力も低下する。

情報をきちんと把握できなければ、入手した情報をほかの状況で活用したり、応用したりできなくなる。だからこそ、集中力を身につけるのは生きるための技術なのだ。

前頭前野の取り合いが起きる

バーモント大学の研究によれば、学生たちのノートパソコンを調べたところ、履修科目と無関係のソフトウェアのアプリケーションが、課題に取り組んでいる時間の42パーセントの間、起動していたという。大学生が気を散らしている実態は、もはや疫病レベルだ。

若い世代は「自分は一度に複数のものに注意を向けられる」と、過剰な自信をもっている(※3)。

だが一度に2つの複雑なタスクをこなそうとする若者は、大きな勘違いをしている。というのも、複雑な2つの作業を同時におこなおうとすると、脳のなかで同じ部位――前頭前野――の取り合いが生じるのだ。

ところが、無意識のうちにそうしたプロセスを経ているため、脳がきちんと機能しているかどうかを自分で把握するのはむずかしい(※4)。

授業中、あるいは宿題をしている最中に、テキストやメッセージを打ったり、ネットに接続したりしていると成績が下がる。

ハーバード大学の研究によれば、注意を分散させていると、情報を記号化しにくくなる。すると記憶力が低下し、何も思いだせなくなる事態も生じる。

いわゆる「マルチタスク」行為は「認知処理能力を低下させ、より深い学習を妨げる」のだ(※5)。

(本記事は、デボラ・ザック著『一点集中術――限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』からの抜粋です)

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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