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「誰も傷つけない優しい笑い」が求められる時代、芸人は何を磨けばいいのか


かつて、バラエティ番組を席巻していたアグレッシブな笑いは鳴りを潜め、昨今は誰も傷つけない「優しい笑い」がお茶の間に受け入れられるようになった。明治大学で教鞭をとりながら自身もメディアで活躍する齋藤孝氏は、今の時代こそ教養をベースにした笑いを身につけてほしいと提案する。その理由とは?※本稿は、齋藤 孝『ユーモア力 現代社会に絶対必要な能力の鍛え方・磨き方』(山と溪谷社)の一部を抜粋・編集したものです。

今求められている
誰も傷つけない笑い

近年は、「誰も傷つけない優しい笑い」が求められるようになってきました。

「時を戻そう」のコントで知られるぺこぱ(*注1)の松陰寺太勇さんは、ノリツッコまない“全肯定漫才”という誰も傷つけない笑いを編み出しました。

MC(番組進行役)でも、攻めに攻めてアグレッシブに笑いをとりにいく人よりも、人を傷つけない人が真ん中に座るようになってきました。

でもそうなると今度はキレがなくなるので、ちょっと面白くない。「羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹く」という言葉がありますが、ハラスメントに懲りて笑いが面白くなくなる人もいます。

そこで、身につけていただきたいのが、教養をベースにした笑いです。

*注1 お笑いコンビ。シュウペイ(ボケ)1987年生まれ。神奈川県出身。松陰寺太勇(ノリツッコまないツッコミ)1983年生まれ。山口県出身。2008年結成。「M-1グランプリ2019」決勝3位。

教養を磨いていくと
優しい笑いができる

教養が背景にある場合、笑いが安全でウケやすい。1つには、源氏物語や夏目漱石など古典をベースにするとハラスメントから遠いということです。

また、たとえば世界史の「カノッサの屈辱」を題材にすれば(これはフジテレビの教養風バラエティ深夜番組のタイトルにもなりました)、笑いがスベったとしても、教養の後ろ盾があるので勉強になったお得感があります。

世界史でも日本史でも科学でも何でもかまいません。そういうものでショートコントや替え歌をつくった場合、面白さがそうでもなくても勉強になるということで下げ止まりがあります。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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