万能感に注意
「レクサスRX500h“Fスポーツ パフォーマンス”」で冬の信州へ。もくろみどおりにお目にかかれたのはあたり一面の銀世界。自慢の電動4WD「DIRECT4」を試すにはこれ以上ないシーンだ。細心の注意を払いつつ、山道を奥へ奥へと入り込んでみた。
冬はやっぱり4WD……なのだが
冬場になるとがぜん注目されるのが4WD車である。もちろん雪道に強いからだが、4WDであれば無敵なわけではないし、そもそも4WDといってもその中身はさまざまである。センターデフやリアデフをロックできる「ランドクルーザー」のような本格的クロスカントリービークルから、ほとんど発進時のみリアモーターがサポートする「E-Four」のような簡便な4WDシステムもある。以前は「ちょっとだけ四駆」や「生活4WD」などと呼ばれたものである。
とはいえ、いかに現代の優れたスタッドレスを履いた4WDでもアイスバーンの上ではほとんどなすすべなしであり、またある程度以上の積雪になればどんな4WDでもお手上げだ。雪国のベテランドライバーは何をいまさらと笑うだろうが、そういう状況判断が苦手、というか驚くほど無関心な都会のドライバーが多いのも事実である。警報が出ているにもかかわらず、「こんなに降るとは思わなかった」と後から言い訳しても誰も同情してはくれない。
今冬は日本海側は大雪に見舞われているが、目指した信州・霧ヶ峰は意外に積雪量は少なく、道の上にはうっすらと乾いた新雪が載った状態。天気も良かったが、時折強い風が吹き抜け、実際に何度か地吹雪で視界が利かなくなる、いわゆるホワイトアウト状態にも遭遇した。そういう場合には少しでも安全な場所で見えるようになるのを待つしかない。ありったけのライトを点灯して他のクルマに見つけてもらえるようにすることは言うまでもない。...