より美しく より速く!
世界限定300台の「MVアグスタ・スーパーヴェローチェ98エディツィオーネ リミタータ」に、アメリカのレース魂を象徴する特別な「インディアンFTR」、そしてトライアンフ最新の「デイトナ660」。JAIA合同試乗会より、“三車三様”のスポーツモデルの走りを報告する。
究極のイタリアンビューティー MVアグスタ・スーパーヴェローチェ98エディツィオーネ リミタータ(その1)
イタリア語の車名が発する香りみたいなものにドキドキした最初の経験はたしか、「ランチア・デルタHFインテグラーレ エヴォルツィオーネ」だったかな。イタ車のスタイリッシュさとネーミングのカッコよさは比例しているような気がする。そして目の前にはMVアグスタ・スーパーヴェローチェ98エディツィオーネ リミタータ。長いネーミングは豊満すぎてFカップな感じではあるけれど、なるほど、なまめかしい実車は目が覚めるほどにリッチな色気を発していてムンムン(死語)だ。
このスーパーヴェローチェ98は、81年前の1943年にデビューしたMVアグスタのファーストモデル「MV98」(排気量98cc)へのオマージュを精神的なコンセプトにした、世界300台の限定モデル……という触れ込みだ。初見での印象がことさら強い外装ペイントは「ロッソ・ベルゲラ」と呼ばれており、MV98に施されていた紅色のカラーにルーツがあるという。
うーん、エロカッコいいぞ! こんな自分が股間に収めてもいいものかどうか迷うくらい、隙なくディテールまで美しい。小ぶりな丸目一灯のロケットカウル、そのフォルムは絶妙なさじ加減で直線基調、ホワイトストライプをカウルの縦に入れるセンスにも感心する。ちょっと知ったライダーなら誰しも目がくぎ付けとなる、前後17インチの星型スポークホイールの強いアピアランスにもグッとくる。そういえばフルカウルのネオクラマシンって、意外にない気がするな。...