「愛という字は真心(真ん中に心がある)、恋という字は下心(下に心がある)」を超える秀逸すぎる文字遊びは…。
そう語るのは、毎日欠かさず大喜利のお題を出題してきた「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)
制約とアイデアについて
「何か面白いことを言ってください」
そう言われて、面白いことを言えるでしょうか。
ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク……。チーン。
はい、おそらく何も思い浮かばないと思います。
ただ、次のようにお題を出されると、どうでしょう。
「こんな学校は嫌だ。どういう学校?」
どうでしょう。少し考えはじめられますよね。
こうやって「限定的な条件」を与えられると、頭がぐるぐるとまわりはじめるから不思議です。
「記号」として言葉を見る
面白い発想を出すにあたって、「文字を記号として見る方法」があります。
言葉の意味をそのままストレートに考えるだけではなく、その「文字」から連想してみましょう。
よく、「人という字は人と人が支え合っている」ということが言われますが、それに近い方法です。たとえば、
「愛という字は真心(真ん中に心がある)、恋という字は下心(下に心がある)」
という視点があります。深く考えると、別にそういうことではありません。
でも、瞬間的に納得してしまいますよね。
「だから何?」と反応したくなるようなことでも、大喜利の場では評価されます。
自分が見つけたら、人に言いたくなることもあります。
たとえば、次のような回答です。
〈お題〉
「ツイッターがXになってわかったこと」選手権
〈回答〉
干支の「酉」が10番めであること
T(ね) U(うし) V(とら) W(う) X(たつ)
Y(み) Z(うま) [(ひつじ) \(さる) ](とり) XI(いぬ) XII(い)
謎解きみたいですよね。
アルファベットの「X」を記号として見て、数字で十を表す「X」という記号に置き換えて、たまたま発見したのだと思います。
紙に書いて、順番に考えていけば、おのずと見つかる。
地道に調べた人の勝利ですね。
(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)