揺るがぬ大黒柱
スパイショットなどによると、8代目=992型「ポルシェ911」に間もなく大きな改良の手が入るようだ。このタイミングで連れ出したのは「カレラ カブリオレ」。オープンエアドライビングに浸りつつ、992型とはどんなクルマだったのかをあらためて考えた。
売れ続ける992型
ポルシェ911の現行モデルとなる992型は登場から早いもので5年以上の時がたつ。その年間販売台数はコロナ禍を挟みつつ、ここにきてまたひと伸びして2023年は5万台超と、歴代でも類を見ない勢いだ。
人気はもはや局所的なものではなく、仕向け地ごとのタマの争奪戦もさぞや熾烈(しれつ)であったに違いない。そもそもブランド内内訳で911の比率が高かった日本はすっかり割を食うかたちとなって、普通には手に入らない状況がここ1〜2年続いてきた。
そんな992型に後期型ともいえる刷新の情報が出始めてからも、既に1〜2年の時がたつ。ニュルでは電動パワートレインの黄色い識別印を貼ったハイブリッドとおぼしき車両が、北欧ではフロントグリルに可動式とおぼしき縦型のルーバーが配された車両がスクープされている。いずれも開発拠点であるヴァイザッハの周辺都市のナンバーを下げているところからみても、新型であることは間違いなさそうだ。秋から次年型が導入される米国市場の慣習に合わせるべく、この数カ月以内に発表されるのではといううわさもあるが、いずれにせよ993型を上回るほどのご長寿にして、販売に全く陰りがみられない現行型を変えてしまうのはポルシェにおいても惜しまれるところだろう。...