ゴールドマン・サックスなど外資系金融で実績を上げたのち、東北楽天ゴールデンイーグルス社長として「日本一」と「収益拡大」を達成。現在は、宮城県塩釜市の廻鮮寿司「塩釜港」の社長にして、日本企業成長支援ファンド「PROSPER」の代表として活躍中の立花陽三さん。初の著作である『リーダーは偉くない。』(ダイヤモンド社)では、ビジネス現場での「成功」と「失敗」を赤裸々に明かしつつ、「リーダーシップの秘密」をあますことなく書いていただきました。リーダーだからといって「格好」をつけるのではなく、自分の「欠点」や「弱点」を素直に受け入れて、それをメンバーに助けてもらう。つまり、「リーダーは偉くない」と認識することが、「強いチーム」をつくる出発点だ――。そんな「立花流リーダーシップ」に触れると、きっと勇気が湧いてくるはずです。
「終わらない仕事はない」のか、
「仕事に終わりはない」のか?
「終わらない仕事はない」
この言葉に救われた人は意外と多いのではないでしょうか?
きつい仕事を任されて、プレッシャーとストレスに苛まれながら、いつ終わるとも知れない作業を続けていると、誰だって心が折れそうになるときがあるものです。
そんなときに、信頼できる人物に「終わらない仕事はない」と励まされて、「そうだ。いまはつらいけれど、一歩ずつ前に進み続ければ、必ず仕事は終わる」と気持ちを立て直したことがある人はいらっしゃるかと思います。
僕は、この言葉には真実味があると思っています。
たしかに、通常のビジネスにおいては、いかに過酷な目標を課されたとしても、それを達成すれば仕事は終わりますし、どんなに頑張ってもその目標を達成することができなければ、どこかのタイミングで「中止」「撤退」という判断がくだされるはずです。
その意味で、「終わらない仕事はない」という言葉は間違いなく真理ですし、状況次第ではありますが、難しい目標を前に苦しんでいるメンバーを励ますために、リーダーがこの言葉をかけるのが有意義な場面はあると思います。
だけど、逆もまた真です。
つまり、「仕事に終わりはない」という言葉も真理だと思うのです。...