長く乗りたい一生モノ
たゆまぬ年次改良によって商品力強化の手を緩めないレクサス。それはどのモデルでも変わらないが、「LC」の場合はいよいよ「完成」の時が近そうだ。特別仕様車“EDGE”はすでに完売御礼ではあるものの、初期型のオーナーにもそのエッセンスを味わえる仕組みが用意されている。
200万円で走りが進化する
発売から間もなく7年を迎えるレクサスLC。2012年のデトロイトショーで発表されたコンセプトカー「LF-LC」のデザインをいかに忠実に投影するかに腐心したというそのたたずまいは、今も鮮度を保ち続けているように見える。もちろん主因は目撃頻度の少なさにあるだろうが、長さ的にも幅的にも均整のとれたFRクーペとしての普遍性が、魅力の維持につながっているのではないだろうか。
と、そんなLC向けに「パフォーマンスアップグレードパッケージ」なるメニューをKINTO FACTORYが用意しているのをご存じだろうか。2017年1月生産分、つまりごくごく初期のモデルにも対応するそれは、リアのアルミ製中空サスペンションメンバー、フロント&リアのサスシステム、カナード一体型フロントバンパーの3アイテムで構成される。施工は50台限定で価格は200万円。「コンバーチブル」や一部特別仕様車には非対応であったり、車両の事前検査が必要であったりと、諸条件があるので興味のある方はオフィシャルウェブサイトをご確認いただきたいが、「N-BOX」も余裕で買えそうなその額を投じる意味はあるのかといぶかしがる向きもいらっしゃることだろう。
このパフォーマンスアップグレードパッケージのネタ元ともいえるのが、2023年半ばの年次改良に合わせて投入された特別仕様車“EDGE”だ。LC500をベースにエンジン部品の質量公差を低減したほか、フロント床面にはコンバーチブルで採用したブレースを追加。手作業でバックラッシュを整えたリアデフなども装備する。リアエンドには2020年発売の特別仕様車“AVIATION”で採用された固定翼を装着するなどしているが、足まわりにまつわる仕様やカナード一体型バンパーなどはパフォーマンスアップグレードパッケージに準じている。ちなみに“EDGE”は60台の限定数がすでに完売。レクサスの開発部門が所有する貴重な一台を借り出してみた。...