「自力整体」とは、整体プロの技法を自分におこなう人気メソッドです。「10年間苦しんできた慢性痛から解放された」「脊柱管狭窄症の診断を受けたが、痛みが和らぎ手術を回避できた!」「7年間不眠症に悩まされてきたが、久しぶりにぐっすり眠れた」「健康的にダイエットできた」など、多くの声が寄せられています。
現在、国内・海外で約15,000名が実践。鍼灸、整体、ヨガを構成した動きで、痛み、コリ、冷え、疲労、不眠、便秘、不定愁訴を解消します。
今回、3分以内で痛みや不調を解決するワークを集めた『すぐできる自力整体』が発売。症状別の「悩み解決ワーク」のほか、じっくりほぐして骨盤調整もできる「4つのコース(動画つき)」を収録。著者の矢上真理恵さんは、「不調のほとんどは自力整体で解消できる」と語ります。
本書より一部を抜粋・編集し、その中身を紹介しましょう。
監修:矢上 裕 矢上予防医学研究所所長、自力整体考案者、鍼灸師・整体治療家
(写真/榊智朗 構成/依田則子)
鍼灸院を訪れるリピーターさんの「5つの特徴」
自力整体のはじまりは、「今まさに痛みや不調に苦しむ人を救いたい」という願いのもと、私の父・矢上裕が1989年に考案。若年層からご高齢の方まで実践されています。
父は幼少期から、病気がちな母親を助けたいのに助けられないというジレンマを抱えていました。大学生になった時、父は中国の鍼灸に関する一本の映画に出合い、鍼治療に影響を受けます。大学を辞めて鍼灸の道へと進み、20代で開業。
全国から患者さんが集まる評判の鍼灸院になりましたが、ふたたびその人たちは痛みをぶり返し来院。そんな時、あるアイデアが浮かびました。
鍼灸院を訪れるリピーターの患者さんには、「5つの特徴」があります。
1 姿勢が悪い
2 座りっぱなしで体を動かさない
3 治療家に頼りっぱなし
4 胃が疲れている(食べすぎ、飲みすぎ)
5 呼吸が浅い
このことから、治療よりも患者さんご自身の生活習慣の改善が大事だと気づいたのです。
そして自分でおこなえる健康法「自力整体」を開発・研究することに決めました。ヒントを得るためにヨガと断食を学び、9年間指導者として経験を積みます。
同時に、「こういう痛みの場合、この関節をこの角度で曲げてゆらすと痛みはとれていく」「この治療の手技を一人でやるにはどうすればよいのか」といった治療のデータを集め厳選し、自力整体は完成しました。
父は70歳になった現在も自力整体の指導者として活動。約500名の指導者も育成。
自力整体は35年以上、多くの方に愛され続けています。
私は物心ついたころから、そんな父の姿を見て育ち、生徒さんがみるみる元気になっていく姿を目の当たりにしてきたのです。多くの方が、整体や鍼灸、整骨院、ヨガに通っても改善しなかった不調や痛みを、自らの力で解決していかれました。
自力整体は、とても体にやさしいので、痛みやコリが出たときの常備薬として、やり方をおぼえておくと便利です。
今回は、手軽に実践できるワークを集めた新刊『すぐできる自力整体』の中から、「ひざの痛み」を解決するワークを紹介しましょう。
ひざの痛みが悪化すると、出歩くのがおっくうになり、体力も落ちてしまいます。日頃から自力整体で、痛みの根本的な原因(骨格のゆがみ)を調整する習慣を身につけておくことは大切です。...